中西!第三世代!それでいいのか!

今日のエントリーは荒ぶります!途中から泣きながら書きました。

生い立ち

ブログ主は第三世代とほぼ同じ年代です。立場は色々とあると思いますが、日本に生きているならば同じような悲哀が分かる世代だと、勝手に思っています。

中西選手の引退発表を見た時には、ちょっと残念に思う気持ちとファン目線で見た時に「まあしょうがないよなーお疲れ様でした。残り試合はそれなりに消化してもらって、最後にひと花添えてもらえればー」くらいに思っていました。

正直プロレスラーとしての第三世代に、思い入れは全く無いです。

ワクワクしてプロレスを見ていた時は、猪木はもちろん現役で、藤浪が飛竜革命を起こす全然前だし、初代タイガーマスクをリアルタイムで見てました。猪木 vs モハメド・アリ戦や、巌流島決戦の時はリアルタイムで見つつも、もうプロレスに飽きている頃でした。

小島が出た頃は、いきがったニイーちゃんが何かやってるなって感じだし、天山のIWGP戴冠は見ておらず、永田と言えば敬礼からのナガタロックをチラッと見たくらいで白目は知らず、思春期以降はほぼプロレスを見ていませんでした。

とあるキッカケから再びプロレスを見るようになり、今では「底が見える底無し沼」にどっぷりとハマるが如く新日本プロレスにハマっていますが、第三世代に注目したのは柴田がNEVERを戴冠した時の”一人世代闘争“をし始めた時からでした。

「いつまでもケツの青い先輩方」と挑発をし続ける柴田と、それに呼応する第三世代。勝つ度に深々と礼をする柴田に、勝ったとか負けたとか、どうでもいいことは関係の無い感動があるんだ!と言うことを思い知らされました。

転機

そして昨年の飯塚引退。

それまではただ噛みつくだけの、人間ですら無いキャラ設定の飯塚が、前年のWorld Tag Leagueでの”魔性のスリーパー“の復活!そして天山との友情復活までのストーリー。Tシャツを巡る攻防と、鈴木みのるの無理矢理10カウントゴングと、タイチの「飯塚!お前本当にこれでいいのか!」の咆哮。

飯塚のキャラは元からあんなだったんだろうな、と思っていたブログ主にも感動を呼び起こし、過去の経緯を色々と調べさせ、そしてまた感動させる、と言う引退ロードにふさわしい生き様だったと感じました。

正直言って、中西がどれだけスゴイ選手だったかは、今は分かっていません。分かろうともしていませんでした。

ただ、誰かがやっているところを見たことないアルゼンチンバックブリーカーの使い手と言うことだけは知っています。いや、ロビンマスクのタワーブリッジがあるか。

きっかけ

そんな中西選手の還暦ちゃんちゃんこ的なお祝いムードに「違うんじゃないの!」とブログ主に思わせたのが、今日タッグを組んだ天山のツイートでした。

ホーーとか、何を言っているんだと!

今までと同じようなギミックを何となくやって 何となく盛り上がって、それで良いのかと!

プロレスの世界には引退しても、また復帰してまた頑張る、と言うことはありえます。そう言う人は良くいますし、それ自体は全く否定しないどころか大歓迎です。

ですが、中西選手の場合は体調面もあり本当に最後でしょう。本当に最後の選手にとっての引退試合と言うのは「確実に死ぬ日が決まっている余命宣告」と同じと思います。

そんな選手の対して「まあ、今まで通り何となくがんばりや〜」と言うのはどうなんでしょう。ギミックも大事ですが、一番大事なのは「命が消えかかっている蝋燭が、ほんの一瞬だけでも最後に眩いばかりの煌めきを残すこと」なのでは無いでしょうか。

旅立ち

動けないなら、技をかけに動きに行かなくてももいい!でも相手のフィニッシュホールドをカウント2.999で返す!と言うことは気合と根性でできたりしないのでしょうか?

もちろん素人が勝手に適当なことを言うことはできませんが、もしハイフライフローやディスティーノ、カミゴェ等を返すことができたら、それだけで感動ものです。

この情勢や対戦カードから察するに、そうした光景を見ることはほぼ不可能と思いますが、それなら対角に立つのが第三世代同士でも良いのでは無いでしょうか。剛腕ラリアット、ムーンサルト、バックドロップホールドを、一度は返す中西がいても良いと思います。

また、「中西の次は誰なんだ?」と言うこともあるでしょう。年々ビッグシリーズから遠ざかる景色が普通になってしまうことも、当たり前のようにあるかもしれません。

でも、自分も同じ世代なので絶対言いたくは無いけど、“終わりの始まり”だからこそ、ぜひ第三世代の中で盛り上げてほしい!

全員が揃う最後のシリーズだからこそ、今回だけは自分たちだけで盛り上げて欲しい!

もしかしたら、第三世代の最後の一人は、誰も介錯してくれないかもしれない。だからこそ!最初の介錯は盛大にして欲しい!

2月19日、20日、21日はまだ対戦カードが決まっていないので、予定調和で

終わるようなことは無いことを切望致します。それがプロレスであり「こうなるだろう」と思っていることを、スッパリ裏切られることこそがプロレスだと信じているから。

POSTSCRIPT

これは本当に言いたくなかったけど、2月4日だけはいつもの対戦カードでは無く、鈴木みのる戦。ここが頂点とならぬよう、ここでの対戦が19日以降のカードに影響が無いように祈っていると同時に、ここが引退ロードのピークにならないことを祈っています。

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