ザックと棚橋がカッコ良すぎた

棚橋が勝ったと思ったが…

カミゴェからのハイフライフローが出た時、ここ最近では最速のスピードでトップロープまで駆け上がった棚橋を見た時には、棚橋が勝ったと思いました。

棚橋がステイドリームを切り返した時は、往年の棚橋 vs オカダ戦、棚橋 vs 内藤戦を見るかのような劇的なシーソーゲームでどちらか勝つか分からない大攻防。「棚橋が復活した!」と思えた瞬間でした。

しかし、最後は鷹木の貫禄勝ち。結局鷹木の掌の上の試合でした。

とは言え、「もうほぼ動けない」「G1落選するのでは?」と揶揄される棚橋の力をここまで引き出すことができた鷹木はチャンピオンとしての風格・資格も十分で、ここまで攻めさせてからの大逆転劇を演出できる力は、既に石井を超えた「名勝負製造機」であり、”相手の9を引き出して10の力で勝つ”風車理論を体現できる稀有な選手となりつつあるのでしょう。

それでも往年の棚橋の活躍を知る自分としては、この試合でとても良い夢を見ることができました。あの時の棚橋が帰ってきたのかと。

最近の棚橋は年齢やコンディション等、限界に近づきつつあることを自覚しているためなのか弱気で自虐的なコメントが多く、第三世代がカラ元気だとしても勢いを取り戻しつつある中では、とても寂しい状況でした。自分も人生の中ではベテランと呼ばれる年代に入っているので、こうして棚橋のように歳を取り、衰え、弱って、廃れていく存在になってしまうのかと。

ただ、今回のバックステージコメントでは「もう弱音を吐かない!」と言う力強いコメントが!時代の象徴として再び返り咲く日が来ることを心待ちにしたいと思います。

鷹木がマイクアピールしたように「本当の勝者は棚橋だったんじゃないか?」と思わせるに十分な戦いでした。ただ、欲を言えば柴田がセコンドに付いて欲しかったかな。

EVILは?

東京ドームの雰囲気に呑まれたのか、セミとメインに圧倒されたのか、悪そうなヒールの顔じゃなく真顔なのがちょっとかわいそう。

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