SHO&YOHの決別

プロレスにおいて決別や裏切りは特に珍しいことでは無い。最近でもEVIL、オスプレイ、外道の裏切りがあり、その都度勢力図が塗り替えられていく。そして今回は既にいくつものフラグが立っている状態。誰もがこの日が来てしまうことを分かっていたことでしょう。

ただ、想定できることと現実に起きてしまうことは、やはり違いますね。

SHOからの決別

NJPWphileが予想をするのは、予想が当たって「ほら!こうなっただろ!」が言いたいのでは無く、現実がその予想のはるか斜め上を行って驚きたいからだ。しかも今回は、予想が現実になってしまった瞬間の気持ちは「悲しい」としか言えません。

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それでも唯一想定外だったのは、YOHと決別する前のSHOの狂気とも言える表情でしょう。良くも悪くも真っ直ぐで実直なSHOの、あんなサイコパスな表情は見たことがありません。

Chaosのメンバーは出てこなかった

この日の試合にはオカダを始め、後藤、YOSHI-HASHI、矢野、ロビーとほとんどのメンバーがいたにも関わらず、弟分の危機に誰も出てこない。もちろんこれがプロレス流の流れであることは分かってはいますが、もし石井がいたら「オメェ、何やってんだ!」くらいのことはあったのかな?とも思います。

中邑がいた頃のChaosであれば、不甲斐ないYOHを全員で袋叩きにして追放!と言うこともあったでしょう。でも誰も触れもしないと言うのは、YOHがChaosにいても良いと言うことなのでしょう。

デスペラードなりの心配と応援

デスペラードの立場であれば、「あーあー、遂にやっちまったかあ!まぁ、せいぜいがんばれよ!」って大声で捨て台詞でも吐いてヘラヘラと引き上げる方がヒールっぽかったでしょう。

Photo by NJPWphile

しかし現実は「どうした?おいどうした?」と言う感じでなかなか引き上げない。そしてSHOに促されて新日本プロレスワールドの画面上は引き上げたように見えたけど、SHOの決別が終わるまでは舞台袖でじっと見ていたようです。

生え抜きの後輩にいずれ異変が起こることは予想できたのでしょうけど、実際に起こってみると最後まで見届けたくなった、つまり我々と同じ心境になってしまったのでしょうか?

とは言え、自身のTwitterでは「ツケはキッチリ精算させる」と。これもデスペラード流の応援でしょう。これからこの二人にデスペラードがどう接していくのか?楽しみです。

SHOはどこへ行くのか?

YOHがChaosを追放されないのであれば、出ていくのはやはりSHOと言うことになるでしょう。Bullet Clubでヒールをやると言うよりは、エンパイアで格闘技を極めていく方がSHOらしいです。

あるいは、ほとぼりが冷めるまではアメリカ大会に参加していくのでしょうか。それだと一人ポツンと残されるYOHが悲惨過ぎる。後藤もかつてIWGP戦線で敗れた時には武者修行に出ていき、1.5で敗れたジェイもしばらく行方不明となっていました。メットライフドームでSHOとYOHの激突があったのちに、YOHはG1期間中に武者修行と言う形をとるのでしょうか。

「2代目ライガーをやりたい」と言う話も、以前のインタビューで言っていました。マスクマンとして心機一転もあるのかもしれません。

ヤングライオンたちが卒業して海外遠征に行くのと同じように、この若者二人も新しい出発を迎えることとなりそうです。少し寂しいですが、これも人生でありプロレスの一部なのでしょう。

いつかまた再会

テンコジや真壁・矢野、棚橋・オカダのように、一度は別々になっても再び元に戻ってくることが、プロレスをしていればきっとあることでしょう。この決別の日が現実となってしまったように、再会の日もいつか必ずやってくると信じています。

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