試合が終わった瞬間は「???」でしたが、何度も見返してこの二人の凄さが分かった時に鳥肌が立ちましたよ!
金丸・デスペ組の罠にはまったファンタズモ
デスペラードが試合権利保持者じゃなくて、金丸だったと言うこと自体はそんなに驚きませんでした。と言うか、ヒロムが解説席で言っていたように、「自分がレフリーだったら普通にカウントしてたよ〜!」と言った通りですね。今までもそんなことは普通にあったと思いますし。
でも何度も見返して、「これはデスペラードと金丸がアイコンタクト1発で仕組んだ罠だった!」と確信しました。
ロコモノに見せたエルボーを撃ったあと
そこから仕掛けが始まってます。できれば新日本プロレスワールドの画面をキャプチャして解説したいところですが、それは禁止されているので、書いて説明します。
村田アナが「ロコモノ〜!」と叫んだあと、ヒロムが「ロコモノじゃなくてエルボーですね!」と言っている時に、デスペラードが左下をチラッと見ています。
もちろんその視線の先には金丸。新日本プロレスワールドの画面上ではもちろん分かりませんが、ここでデスペラードは金丸が完全にKOはされていないことに気づいているはずです。
その後引きの映像になった時に、一瞬デスペラードの状況をチラッと確認した後で、もう一度うずくまって倒れている(ように見せている)金丸が映っています。
ピンチェロコに弱く行く
その後、デスペラードは弱めにピンチェロコに仕掛けにいきます。いくらエルボーが強烈だからと言って(実際いい音もしていましたが)、その1発でピンチェロコでトドメにいける程のダメージは喰らっていないでしょう。
弱めに上に上げればそれをファンタズモが切り返しにくることは明白でしょう。案の定、右足で踏んで回避したあとにサドンデス!金丸がグロッキー(と見せかけている)の状況であれば、デスペラードをサドンデスでKOすればカットする者もいなくなり勝ちです!
しかし、カバーはデスペラードでは無い!
海野レフリーを信じていた金丸・デスペラード
今まで金的やレフリーの足を引っ張ったりすることに巻き込まれて、結果的にヒール側の思惑通りに試合が運ばれてしまい、SNS等からの評判が悪かった海野レフリー。ただそれはプロレス的な流れに合わせてやっているだけで、要所要所はきちんとしたレフリングをしていたと思います。
そして金丸とデスペラードは海野レフリーがデスペラードが試合権利保持者で無いことに気づくことに賭けていたのでしょう。結果はみなさんがご覧になった通り。
KOされたと見せかけていた金丸がブラインドからの金的→丸め込みで勝利。
「また金的かよ!」と思う人もいるとは思いますが、NJPWphileとしては、そこに至るまでの高度な駆け引きとレフリーを信じた正々堂々さで「これはあり!」だと思いました。
と言うより冒頭に書いた通り、鳥肌が立ちましたね。ここまで高度な読み合い・化かし合いの中で試合をしているなんて!
あのスピード感ある試合の中の一瞬のアイコンタクトでここまでお互いが同じイメージを共有して動き、勝利することができるなんて凄い試合でした!
3Kにも何か触れてほしかった…
昨日あそこまでの大事件を起こした3Kに関しては何かが起きてほしかったですね。
オーカーンが試合後に何か言おうとして、何も言わずに引き上げたのは、きっと3Kファンや3Kの動向を気にする人たちへのサービスだったのでしょう。3K解体で強く心を痛めている人も大勢いる中で、何も無く終わってしまうのは寂しいと言うか、ある意味、説明義務違反じゃないですかね。
メットライフドームに向けて何かが起こる!?
次の試合は1週間後。そこからがメットライフドームの前哨戦となるでしょう。それまでに何らかの発表があることでしょう。
残りカードがどうなるのか?
鷹木やEVILが無事に出場できるのか?これはギリギリまでかかるかもしれません。
海外選手は招聘されるのか?
飯伏の復活はあるのか?
そして3Kがどうなってしまうのか?
目の離せない1週間となりそうです。
ところでトム・ローラーのリオ・ラッシュとの防衛戦ってどうなったんでしょうかね?何も発表ないですが…涙