ワトがサドンデスをかいくぐって勝利
この試合、ファンタズモが順調発進と思っていました。
ヒロムが言うように身体能力の無駄遣いがひどすぎるファンタズモ。サドンデスのギミックも少し飽きてきた感もありました。中盤でファンタズモが放ったトラースキックに、実況陣も取って付けたかのようにサドンデスを言い出す始末…。
これでワトが勝利することで、その辺りが払拭されて新たな戦い方でファンタズモが来ると面白いですね。
ファンタズモの次節は金丸。「ブーツの秘密を暴く」と躍起になっていた金丸が今回はどんな戦いを見せてくれるのか?ファンタズモが戦い方を変えてくるのか?注目ですね。
ヒロムがYOHを黙らせた
出だしから気合十分のYOH。いきなりのトペ2連発から始まって強烈な先制パンチを食らわせていましたね。
しかし結果は4分弱の、あっという間の丸め込みでヒロムの勝利。気迫が焦りに変わっていたことをヒロムに見透かされてしまったYOHは、不完全燃焼で初戦を終えることになってしまいました。
これがタイトルマッチならもっと引っ張ったんでしょうけど、勝つことに重きを置いたヒロムの技ありの決着。しかしそのモヤモヤ感を補完するかのように、バックステージではアツいコメント。これは文章よりも動画で見た方が気持ちが伝わりますね。
まだご覧になっていない方は新日本プロレス公式YouTubeでお楽しみください。
SHOの新たなスタイル
メインとなったデスペラード戦。SHOが勝つことは想定の範囲内だったと思いますが、ワールドタッグリーグ同時開催の中で、こう言う形になるとは思いませんでした。
コロナがだいぶ落ち着いて来たからできるようになったことだと、前向きに捉えることもできますが、シーンと静まり返った後楽園ホールの状況がお客さんの気持ちを表していると思います。
とは言え、今までならメインのマイクをやろうともせず、全部「YOHさん、お願いします!」と言っていたSHOが、予め用意されていたにせよ、ちゃんとマイクアピールできているところに成長を感じてしまいました。自分の素を出すよりも、与えられたキャラをこなす方がSHOには向いているのでしょう。
オカダも凱旋帰国後は、レインメーカーキャラを演じ、「3つ目!特にありません!」の同じようなマイクアピールで場数を踏んだことで、今の心の底から湧き出る言葉でコメントができるようになったと思うので、SHOにも同じような道が必要だったと思います。
けど、こんな感じでBOSJが進んでいくのかと思うとフラストレーションが溜まりそうですねぇ。プリンス・デイビッドのBullet Club創設の時とは違い、ヒールキャラは大勢いるので、ファンタズモや石森、金丸がどう返していくのか?が面白そうです。
最後はこの男の除霊で、元のハツラツとしたSHOに戻るのでしょうか…?
SHOの覚醒が新日本プロレスのジュニア戦線に大きな波紋を投げかけてくれることになりそうで、これはこれは予想が立ちにくく、面白い展開となりそうですね!
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