小島・棚橋・本間 それぞれのアツい想い

「40歳を過ぎると涙腺が弱くなる」

よく分かります。NJPWphileです(笑)。

前哨戦とは思えない気迫と、進退を賭けた戦い。それぞれのアツい想いがそれぞれの戦いの場で繰り広げられる熱戦ですね。

小島の場合

天山負傷で始まった1.6。東京ドーム翌日の試合は「何かが起こるイッテンゴ!」と言われて久しかったですが、最近は何も起こらず少し拍子抜け。

ただ、新日本プロレスの意図としては、天山の負傷が事件だったのかもしれないですね。

出典:新日本プロレス公式サイト

昨年は、New Japan CupのYOSHI-HASHI戦では激闘を見せたものの、その後はパッとした試合もなく、WTLは不出場。マスター・ワトのセコンドに終始した天山。

既に引退フラグが立っていると見ても不思議は無いでしょう。

一方で、New Japan Cupでは負けはしたものの、EVIL相手の死闘を繰り広げた小島。その後のKOPWでの活躍、USヘビーへの挑戦等が記憶に新しい。

出典:新日本プロレス公式サイト

ライガーさんのYouTubeなどでも「プロレスラーの中で一番気が弱い」と自称する小島。その小島がリング上でも気迫のこもった戦いを見せ、バックステージコメントでも激昂する様は、やはりテンコジの最後が迫っていることを物語っているいるように見える。

かつて、新日本プロレスを背負ってきた男たちの、ロウソクの最後の一瞬のまばゆいばかりの煌めきを見届けたい。

本間の場合

こちらも、自身の活躍を目指していると言うより、盟友:真壁と一緒の復活を目指しているように見えて、目頭が熱くなる。

東京ドームでの第0試合。最後の4人に残れば良いので、本間は真壁と結託して、他の連中を片付けることがベストな戦略だったにも関わらず、まず退場させたのが真壁。

「本間はルールが分かっていない」「本間ご乱心」と解説で言われていたが、自身の新日本プロレス公式サイトの日記に書いているように、本間にとっては、勝ち残ることが第一では無かった。

もしかしたら、真壁と思う存分やりあえる機会はもう無いかもしれない、と思った時に東京ドームと言う大舞台で戦いたかったのでは?と勘ぐってしまう。

そして、「自分が上がりさえすれば、真壁も一緒に上がれる!」と言う想いが彼を突き動かしているのでは無いだろうか。

内藤にしてみれば、このシリーズはいい暇つぶしなのかもしれないが、かわされてもかわされてもこけしを連発する本間の姿を見ると、そんな気がしてならない。

棚橋の場合

以前に比べると膝の調子は良さそうに見える棚橋。しかしながら昨年の戦績は不甲斐ないものとなってしまった。

Photo by NJPWphile

石井、鷹木、オーカーンが拾い上げることで、なんとか第ー戦に踏みとどまっていると言っても過言では無い状態の棚橋。そして復活と言うにはほど遠い試合運び。

ただ、昨日のエアギターと感涙にむせぶ棚橋の姿を見ると、「まだいける!」「まだやれる!」と思わせる強いオーラ。

昨年は、1.5のKENTA襲撃に始まり、深い闇に落ちたEVILの台頭、金的やレフリー受難の試合ばかりで、暗い試合が多かったが、この人の輝くオーラを見ると、やはりそれだけで力が湧いてくる。

そして、「光が輝けば、影が濃くなる」の言葉の通り、ヒールの力もまた浮上していく。

まだまだコロナ終息が見えないこの時代には、たとえ万全の状態では無いとしても必死に食らいつき、何かを掴もうとする人たちの頑張りが、きっと実を結ぶことになる。そう信じています。

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