ありし日の ジェイ・ホワイト

ちょうどプロレスロスのこの時期は、新日本プロレスや各選手が企画をしたりしていますが、昔を振り返るのもいい時期ですよね。今やサイコパス型ヒールレスラーとして名高いジェイ・ホワイトの昔を振り返って見たいと思います。

つい最近にファンになった方は、ジェイ・ホワイトよりもKENTAの方がヒールとして目立っていると思いますが、凱旋帰国後にケニー・オメガに誘われたバレットクラブを蹴って、USヘビー級ベルトを獲得し、Chaosに電撃加入。その後外道がオカダを裏切って、共にバレットクラブ入り等、ヒールとしての頂点を極めつつありました。

とは言え、ありし日のジェイ・ホワイトは、やはり新日本プロレス生え抜きのヤングライオンで、その時も印象的でした。

あなた、あなた、あなたは私の家族です!

2016年6.9 DOMINION in 大阪城ホールは超満員の1万人。第0試合にジェイ・ホワイトの壮行試合が組まれました。

(出典:新日本プロレスワールド)

相手は第三世代。タッグパートナーはフィン・ジュースです。彼らは同期でしたね。

試合の方は壮行試合らしく、最後はジェイ・ホワイトがタップアウトされて出発に花を添える。でもドラマはその後でした。

(出典:新日本プロレスワールド)

今では考えられない、日本語でファンに挨拶しました。

スイマセン!ちょっと待って下さい、オーサカ!

(中略)

新日本プロレス、また帰って来ます!なぜなら、この新日本プロレスリングは、俺の家だ!

そして!そして!新日本プロレスと新日本プロレスファンズ、(※四方の客先へ向かって)あなた、あなた、あなた、あなた、あなたは私の家族です!

(出典:新日本プロレス公式サイト)

(出典:新日本プロレスワールド)

そしてフィン・ジュースからの激励を受けて出発して行きました。

帰ってきて、あーなっているとは思いませんでしたが…。

ヒールへの転身

ただChaosの中で徐々にヒールの立場に変わりつつある中で、ちょと違和感があったのが、ブーイングに対して「なぜブーイングなんだ?」と言う表情を見せるところ。最近はそうした表情を見せたりブーイングでマイクパフォーマンスを中断するようなことは無くなりましたが、当初は戸惑いを見せていました。そこがサイコパスっぽいところでもありましたが、その一方で「家族だ」と言っていたジェイ・ホワイトが垣間見られる場面でもありました。

そんなジェイ・ホワイトの優しい気持ちがつい、出てしまったのがこのシーンだと思っています。

2019年1.4 Wrestle Kingdom

前年に外道がオカダを裏切り、ジェイ・ホワイトがバレットクラブに移籍した後のビックマッチ。ノンタイトルながらも裏切りものへの制裁と言う意味もあり、大いに盛りあがりました。

そしてジェイと外道が場外に落ち、オカダがフライング・ボディ・アタックを決めるシーン。

(出典:新日本プロレスワールド)

ジェイ・ホワイトが外道を押してオカダになるべくぶつからないように気を使っているんですよね。

最後にぶつかる寸前にちょっと外道を押してて、外道は押されまいと踏ん張る。これがファンを家族だと言っていたジェイ・ホワイトを垣間見たシーンでした。

昔から見てたファンは、「何を今さら」感があると思いますが、最近から見たファンはちょっと見方が変わったかもしれません。「激昂して罵詈雑言を浴びせる」のは周りも気分が悪く、マナー的にも良くありません。「ブーイングをするのが選手への愛」と思って頂ければ、現地でも大いに盛り上がると思います。

※ちなみに6.19の壮行試合前に「インタビューNJPW OnTheRoad」としてジェイ・ホワイトのインタビューが3回掲載されています。ファンの方は必見ですね。

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