過去と戦って何が悪い!(ありし日の中邑)

いつの間にかサラッと新日本プロレスワールドに掲載されていましたが、そもそもこんな大事な試合が掲載されていなかったんですね。驚きです。

DESTRUCTION ’09   2009年11月8日 東京・両国国技館 IWGPヘビー級選手権試合 中邑真輔 VS 棚橋弘至

出典:新日本プロレスワールド

もちろんこの試合(2009.11.8両国大会)だけ観ても面白いのですが、流れや背景が分からないと試合後のコメントの意味が分からないですよね。

「暫定王者!?」

「なぜ過去の話が出てくる!?」

「永田に借りを返す!?」

今日はその点と点を線にしていきたいと思います。

2009.8.16 G1 CLIMAX 準決勝

時は8月まで遡ります。当時のIWGPヘビー級チャンピョンは棚橋弘至。対戦カードはもちろん中邑vs棚橋。

勝った方が決勝進出のこの試合で、試合終盤に中邑が放ったハイキックで棚橋が眼窩内側壁骨折。結果は中邑の勝利。

この試合で棚橋は長期戦線離脱となりました。

ちなみにこの年のG1決勝は真壁vs中邑でした。この試合でも名言でてますね。中邑vs棚橋戦もダイジェストで入っています。新日本プロレスワールドでは入っていないのに…。

出典:新日本プロレス

2009.9.27 IWGPヘビー級王座決定戦

棚橋の長期離脱による王座返上が決まり、G1 CLIMAXの優勝者・準優勝者の対戦となりました。

そして今回は中邑が雪辱を果たして、第53代IWGP王者となりました。その時の勝利者コメントがこちら。

「聞いてくれ!言いたいことがある。(中略)このIWGPに、昔のような輝きがあるか?俺はないと思う。足りない!猪木ー!!旧IWGP王座は俺が取り返す!」(以下略)

出典:新日本プロレス公式サイト

それに対して棚橋は「これは全て”ストロングスタイル呪い”」とコメントして強い嫌悪感を示しています。その後、「猪木なんて言わせない!」と言うコメントありました。

2009.10.17 G1 TAG LEAGUE

まだ「ワールドタッグリーグ」と呼ばれていない頃。初戦で棚橋の復帰戦が組まれました。

その試合後の棚橋のコメントがこちら。

「中邑!中邑!中邑!…どうだ、うっとうしいだろう!」(以下略)

出典:新日本プロレス公式サイト

自身のPodcastで、「取り敢えず叫んでみたものの、空回り感があって、その場の雰囲気が”棚橋うっとうしいなぁ”、と言う感じだったので自分から言ってみた。」的なことを言っていた記憶があります(笑)

これで11.8に改めて中邑vs棚橋のIWGPヘビー級王座戦が組まれたのです。

この間、中邑は猪木との対戦を実現することはできず、棚橋は前哨戦中、ずっと中邑にちょっかい出し続けましたが上手く噛み合わず、試合を迎えることとなりました。

この流れがあったからこそ「暫定王座」「過去と戦って何が悪い」が出てきました。

(この間にTAJIRIが棚橋を挑発したり、それをオカダが阻止しようとしたりみたいな流れがあるのですが、本筋とは関係が無いので今回は省略…)

永田は?

忘れるところでした…(笑)

2009.10.23のG1 TAG LEAGUEで、中邑は直接永田にバックドロップホールドで3カウントを取られています。その借りを返す、と言うことでIWGPヘビー級王座戦が組まれて勝利しています。翌年1.4での高山戦に繋がっていきます。

ちなみに…新日本プロレスワールド載っている数少ない2009年の中で、5.3福岡国際センター大会も面白いですよ。

ミラノ&タイチ組 vs Appllo55とか、髪の毛ある石井とか、棚橋vs後藤のIWGP戦とか、中西に雪崩式ブレンバスターを掛ける長州とか。

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