G1 Day16 激闘に散る二人

序盤〜中盤のBブロックは、まるで内藤のためのシリーズでしたが、G1 CLIMAXも終盤に差し掛かり、スローペースの選手たちが徐々に台頭してきました。開幕三連敗のSANADA、初戦が余りにも不甲斐なく解説のライガーさんに「G1だってこと、分かっているのかなぁ」と呆れられた後藤。ともに4勝3敗でピッタリ上位陣についてきました。

第1試合 意外に真面目に戦ったKENTA

棒さんと揶揄し、バカにし続けてきたYOSHI-HASHIとの一戦は、意外に真面目に戦ってましたね。最後は貫禄のGame Over。YOSHI-HASHIも頑張りましたが、力及ばす。次は乗り越えられるかな?と期待できる一戦でした。

第2試合 相手を褒め称えるザック

序盤快調だったジュースも中盤から失速。自身がバックステージコメントで言っていたように10点の目標は行くんじゃ無いかと思っていましたが、到達できませんでした。

そしていつもは罵詈雑言のバックステージコメントだったザックがジュースを褒め称えると言うのはよっぽどのことでしょう。やはりフィニッシュのパルプフリクションが勝つには厳しいのか。結局、丸め込み合戦をヨーロピアンクラッチでザックが勝利しました。

第3試合 内藤の手のひら

辻と内藤を結んだ時には勝負あったと矢野も思ったでしょうけど、意外と柵の間が通れるとは思いませんでした(笑)。

そして、矢野の土俵で戦った内藤が貫禄の勝利。色んなアイデアが満載の玩具箱のような試合でした。

第4試合 後藤の本気とEVILの本気

後藤の何がなんでもが見えた試合でした。後藤にしては珍しい場外へのブランチャが出た時には少し涙出ました。

ディック東郷の介入はあったものの、最後は正々堂々カウンターのEVILで勝利。やはり、元々のEVILの素養を生かす+悪の力と言うのが、EVILがステップアップして強くなったことの証明だと思うので、金的→EVILよりも遥かに良い勝負だったと思います。後藤の猛攻を受け切ったところもフィニッシュのEVILの説得力に繋がったと感じられました。

猛追してきた後藤もこれまでとなってしまいましたが、序盤の不調を考えれば見事な散り方だったと思います。

最終日のSANADA戦が楽しみです!

第5試合 SANADAの介錯

メインは勝ち星としては順当で予想通りではありましたが、お互いのプロレス観が噛み合う名勝負でした。どちらが勝利するのか本当に分からない、ギリギリの戦いだったと思います。

場外へのハイフライアタック、テキサスクローバーホールド、スリングブレイド、出し惜しみなく全てを出し切った棚橋。そしてハイフライフローをTKOで迎撃するSANADA。内藤が「介錯してやる」と言っていたこのG1での初戦よりも、今日のSANADA戦が事実上の介錯だったのでは?と感じました。

「まだまだ続きが見たい!」と言う解説陣の言葉の裏返しが、棚橋は終わったと言う本音なのでしょう。一時代を築いた選手でも必ず引退する時は来ます。ライガーさんのようにスッパリと辞めてしまうのか?未だ現役を続けるサッカーのカズ選手のように、いつまでもストーリーを紡いでいくのか?まだまだ目が離せませんね。

そして最終日に向けての星取り表については、ワールドで懇切丁寧に説明していたので、もはやここで振り返る必要は無いでしょう。おそらくメインとなるのが間違えないSANADA vs EVIL戦の勝者がBブロック優勝となります。同一のシングルカードで連敗することの少ないSANADAが勝者となるのか、EVILが勝ってAブロックのジェイ・ホワイトとのBullet Club粛清対決となるのか?注目です。

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