A-Day7 オーカーンか?それ以外か?

勝敗結果はほとんどの人の予想通りかと思いますが、ある意味での神回となる大会でした!現地で見られた方々が羨ましい!

これがベストバウトだと思ったよ!

石井とヒロム、そして解説のデスペラード。G1公式戦始まって無いのに既に泣いてしまいました。

同期であるヒロムとデスペラードがお互い切磋琢磨していた時に壁役となっていた石井。この事実を知っているか知らないかで、この試合の意味が大きく変わるところでしょう。

もし分からない方がいらっしゃったら、ぜひこちらの記事を読んでください!↓あしたのジョーを知っている世代の方ならグッとくるところもあるかと思います。

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※1ページ目は、試合結果は載せていません。NJCもいよいよ大詰めを迎えましたが、無観客試合であることが全然気にならない、と言うよりむしろなぜもっと前からしなかったんだと思える位に堪能しておりますNJPWphileです(笑)[…]

デスペラードが試合直後のコメントで「悔しい」と言ったことや、引き続きのコメントを求められたところで「いいよ、もう」とかなり冷たい言葉を発したのは実況が「そこは察しろよ!」と言う感じでしたね。

公式戦の試合結果は想定通りになると思っていたので、この試合だけがこの大会での楽しみでしたが、蓋を開けてみたらそうで無かったのが、この日の凄まじいところでしたね。

KENTAってこういう試合をしたかったんだろうな

この日一番になる試合がこの順番か!?新日本プロレスはセンスねーな!と思っていました。

ザックなりに良いところもありましたが、この試合はやはりKENTAの試合だったように思います。

新日本プロレスに参戦したのが2年前のG1。「KENTAのプロレスをお見せします」と言って柴田と一緒に来た時は、「WWEで通用しなかった人間が何言ってんの?」感もありましたが、こう言う試合を見せたかったんだなぁ、としんみりしました。

ただ、正直言ってこのブログを書きながら、この試合のことをすっかり忘れて飛ばしていたことに自分自身ショックを受けました。それだけ今回の大会がスゴかったんだと思いました(言い訳)。いや、本当にこの試合はスゴかったんですよ。ただ忘れただけで。

矢野 vs 裕二郎

バーカ、バーカ、オマエらバーカ!(褒めている(笑))

タンガ・ロアの可能性

鷹木戦だけでは無いですが、Aブロックの強豪たちに対して本当に良い勝負していたと思います。

日本語とか文化的なニュアンスが分からないためなのか、最後は急にとたんばで負けた感がありましたが、それまでの攻防は素晴らしかったです。とは言えやはり今日はタンガ・ロアは勝ってはいけなかったことでしょう。

タンガ・ロアが今さらヤングライオンシステムに組み込まれるのは難しいでしょうけど、せめてLA道場で新日本プロレスとしての戦い方をマスターしたら、1年以内にIWGP世界ヘビーベルトを奪取できるのでは?と思わせる試合でした。

説得力と言う言葉がどこまで外人に通用するかは分かりませんが、邪道とかがその辺りをちゃんと説明できればかなり良いところまでいけるのでは?と思わせる試合でした。

オーカーンは勝敗を超えた存在になっている

ここまで色んなことがありましたが、この試合で全て吹き飛びました。いや本当にザック vs KENTAをブログ書きながら初回では思い出せずに飛ばしてしまったことは自分自身ビックリしました。

自分自身、箱推しを表明してはいますが、実際飯伏はその中でもかなり上位の推しです。

そしてオーカーンは正直見た目もキャラも大嫌いです。

ですがこの試合、試合に勝ったのは飯伏でしたが、勝負に勝ったのはオーカーンだと感じました。しかも圧勝で。

オーカーンの凄さ

オーカーンの凄さは相手の土俵、しかも最も得意とするところに合わせられるところです。

KENTAとの新しいやりとり、曲者である矢野とのやり取り、ザックの土俵での真っ向勝負。全てが勝ったか負けたかはどうでも良い試合であり、全てが印象に強く残っています。

そして、この飯伏戦。どこまで打撃に合わせられるか!?はありました。細かく言えば終始スタンディングと言うことは無かったですが、飯伏の狂気をある程度引き出し、自身も鼻血を出すほどの猛攻を受けただけでも相当なものです。

しかも、この試合があったおかげで、昨年のG1最終戦の飯伏vsタイチ戦のお互いが蹴りだけで成立させた試合がどれ程スゴかったのか!と言うことを一周回って思い知られました。あそこまでやれる人間がタイチの前には存在していなかった。そしてオーカーンはそれを思い知らせることができる存在だったことが凄すぎました。

ここまでの話だと、「へー、オーカーンって相手に合わせることができるんだー。それで負けてたら意味なく無い?」ってだけのしょうもない存在のように思われるかもしれませんが、全然違います。

ここでオーカーンがヤバいのは、相手の土俵では無く、自分の土俵に引き込めればいつでも勝てることができる!と言うことです。

石井だけでなく飯伏にも「いつでもやってやる」と言わしめたことは大きいです。次節の鷹木戦でも同じことになるでしょう。そして今回戦うことのできなかったBブロックの選手たちも同じことを思う可能性は高いです。そして、相手の土俵でならギリギリの勝負で敗れたのだとすれば、自分の土俵で戦えば余裕で勝つことができるでしょう。

「誰がオーカーンに勝つことができるか!?」と言う時代が来るのはそれ程先の未来では無いかもしれません。個人的には嫌ですけど。

今年はそれを証明するためだけに残りの鷹木戦があるのかもしれません。そして来年のG1ではきっと思うことでしょう。面白いブロックは「オーカーンが入っているのか、それ以外か」

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