B-Day5 SANADAがピンチ

このシリーズ、前から痛そうにはしていたけど、いよいよSANADAの膝がヤバそうです…。

SANADAは新たな技が必要か

ムーンサルト着地でかなり痛そうな仕草を見せるSANADA。ここで4の字固めでもやればオカダの圧勝で終わりそうでしたが、マネークリップ等、足の回復を待つ余裕を見せるオカダ。ギリギリの勝負を演出していましたね。スカルエンドではタップしたようにも見えましたが…。

元々、技の数を絞ってきていたSANADA。ラウンディングボディプレスもスカルエンドに入る時の後方宙返りもオコーナーブリッジも全て膝に負担がかかる技。比較的間が開くとは言え、次のジェフ・コブ戦では使える技が無いに等しいです。とは言えぶっつけ本番の技がG1で通用するとは思えない。

一昨年のG1で足首を負傷した飯伏が新しい試合展開で勝機を掴んだように、SANADAも”飛ばない試合”で新たな境地を開拓してほしいところです。

現時点で既に3敗しているSANADAは今回の優勝は難しいでしょうが、ワールドタッグリーグに向けた飛躍を果たしてほしいですね。

円熟味を帯びてきたオカダ

オカダの膝の調子も良いようには見えませんし、かつての圧倒的な強さや太々しさを感じることが、やはりできないのですが、試合のコントロールの仕方や動きの緩急の付け方で、また違った強さが見られるようになってきました。会場のオカダを応援する雰囲気も高まってきているように思います。

Bブロック最終日のオカダ vs ジェフ・コブへの期待感がスゴいですね。

Photo by NJPWphile

ここで棚橋の負けは痛い

USヘビーのベルトを手に入れ、かつての輝きを取り戻したように見えた棚橋が、G1の成果としてはとても厳しい1敗を喫してしまいました。

ジェフ・コブやオカダが連勝街道をひた走っている最中に2敗目は厳しいですね。ジェフ・コブ戦は残しているものの、絶好調のジェフ・コブに真っ向から立ち向かって勝つのはなかなか難しい。仮にジェフ・コブやEVILに勝って残り全勝したとしてもオカダに追いつくことはさらに難しい…。

ただ、棚橋の目標がG1での勝利では無く「来年の東京ドームに出場すること」だとすると、今回の負けは戦略的と言えるかもしれません。

WTL/BOSJが開催される冬、年内のビッグマッチはおそらく11月の大阪POWER STRUGGLEだけとなるでしょう。そこではG1の清算的な試合が組まれることが多いです。ここでチェーズ・オーエンズとのUSヘビータイトルマッチを行い棚橋が勝つことが、ベルトを持って東京ドームに出場する近道になりそうです。

個人的にはワールドタッグリーグでオカダ&棚橋タッグが優勝して、タイチ&ザック組と東京ドームで対戦するところを観たい気持ちもありますが…笑

ジェフ・コブ vs タイチで焼け野原

この日一番の白熱の試合を見せてくれたと思います!

ザック vs オーカーン戦のスリリングな展開。オーカーン vs KENTAのSNSも交えた新しい試合。そしてこの二人のどちらが勝利するか分からないバチバチの新日本プロレスらしい試合が、自分としては今のところのベストバウト候補です。

石井や鷹木の試合もそうですが、この二人の勝負がやはりG1らしい試合だったと思います。

ただ、タイチも以前から腰を痛めている様子。ハイキックが飛べずにジェフ・コブの後頭部では無く肩口に当たる場面もあり少し心配ですね。ジェフ・コブも膝を痛めており、だんだんとテーピングの見える範囲が広がっています。

内藤の負傷欠場から始まり、多くの主力選手が負傷している中、まず完走することが第一!というのも少し寂しい気もしますが、大事なことですね。

EVILがノってきた!

そんな中で不気味な存在感を見せつつあるのがEVIL。

オカダ戦での敗戦以外は今のところ勝利し続けているEVIL。昨日書いたように残りを全勝すれば、オカダ、ジェフ・コブと3つ巴となる可能性が残っています。身体のコンディションも良さそうで、バチバチの試合が少なくなった分、細く長く選手生活を続けられそうな勢いです。

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ただ、勝ち方がいつものワンパターンと言うのがちょっと…。

「暗転したのは、実はSHOの仕業でした〜」と言われても「あっ!なるほどね」とは思えないです。またかよ感が満載。

KENTAやデスペラードのようなヒールとしてのクレバーさを見せてほしいですね。

オーエンズやタマ・トンガと言った身内にも卑劣な戦い方を見せていく、ある意味ブレの無いEVILは、それはそれでスゴいのかもしれませんが、今後の展開のワクワク感が薄いのも確か。この試合結果によってBullet Clubの内紛勃発かと思いきや、タマ・トンガのこのツイートを見る限りでは、何となくウヤムヤになりそうです。

https://twitter.com/Tama_Tonga/status/1445010016725917696

折り返し地点とは言え、だいぶ先が見えてきてしまったBブロック。最終日決戦を除けば、気になるのは棚橋 vs EVIL戦とジェフ・コブ vs EVIL戦でしょうか。なんだかんだ言ってもEVILの存在感が増してきているのは面白いところではありますが、SANADA同様にここから突き抜ける”何か”がほしいところです。

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