昨日、一昨日とG1はお休みでしたが、いよいよ終盤戦となりました。順位的なものはだいぶ見えてきていると思いますが、いったん整理しようと思います。
Aブロックは飯伏がトップだが…
内藤の残念な欠場により、やや変則的な状態になっているAブロックは、現時点飯伏がトップとなり、残り3人が追いかけている状況です。
- 飯伏幸太 12点
- 鷹木信悟 10点
- ザック・セイバーJr. 10点
- KENTA 10点
飯伏は残り1試合、他の3人は残り2試合であるため、全員が全勝すれば14点で並ぶことになります。ただ飯伏はKENTAとの直接対決を残しており、どちらかが負けることになるため、14点に到達するのは3人です。
もし最終戦で飯伏がKENTAに勝利したとしても、ザックが14点となった場合、直接対決で負けている飯伏は優勝とはなりません。それは鷹木も同様です。
従って、自力優勝の目を残しているのはザックと、ザックに勝っているKENTAだけとなります。
しかしザックが負けると…
野球やサッカーなら自力優勝の目が無くなった瞬間に、優勝がかなり厳しい状況となりますが、プロレスの場合はそうでないことは多いです(笑)。
ザックはこれでむしろ厳しい立場に立たされたように思います。次節、矢野戦を残しているからです。

また、G1の場合は前半戦に無双状態で駆け抜けた選手がそのまま優勝するケースは少なく、後から追いかけた選手が逆転勝利することが多いです。飯伏がそうしたように、ザックも矢野の土俵には一切立たずに短時間で決着をつければ勝つことは難しくないはずですが、どうなるでしょうか?
ここでザックが負けると、最終戦のタンガ・ロア戦に勝っても12点となります。
となると、飯伏や鷹木にも自力優勝の可能性が再浮上してきます。
あれっ?KENTAは?
ザックが負けるとKENTAも負ける?
ザックが矢野戦で敗れて12点止まりとなるとスリリングな展開が待つことになります。
14点に到達できるのは鷹木と飯伏 or KENTAとなりますが、最終日の飯伏 vs KENTA戦、飯伏が勝った場合は鷹木に勝利しているため、飯伏が優勝。KENTAが勝った場合、鷹木が14点取っていればKENTAに勝っている鷹木の優勝となります。
つまり、ザックの勝敗にKENTAが引きずられてしまう、と言うことになります。
鷹木優勝のカギを握るのはオーカーン
最終日の飯伏 vs KENTA戦で勝った方が優勝となるケースは、オーカーンが鷹木に勝つことです。最終日の裕二郎戦ではさすがに負けることは無いでしょう。
つまり次節のAブロック公式戦で今後の行方を占うのは、セミの矢野 vs ザック戦、そしてメインの鷹木 vs オーカーンとなります。
神の見えざる手の作用なのか、予め仕組まれたことなのかは分かりませんが、本当に良くできていますよね!
飯伏の優勝を期待する方は矢野の応援を、そしてKENTAの優勝を信じる方はオーカーンの応援をしましょう(笑)。
3つ巴の可能性もあり
今までのG1の歴史を振り返ると、可能性はかなり低いとは思いますが、鷹木・ザック・KENTAの3つ巴の可能性は残っています。全員が14点で並んだ場合、直接対決で全員に勝っている選手がいないからです。
※以前にこちらの記事で↓その可能性について書いています。
今日の展開は今後を考えるとスゴいことになりました!石井がやはり止めた!ここで石井がやはり気迫を見せましたね!https://twitter.com/njpw1972/status/1444620217942822[…]
もしザックが矢野に勝ったとしても一方的にザックの優勝とはならず、こんな展開も期待できそうです。これはこれで楽しみですね。
つまり、Aブロックはまだまだ予測不能の大混戦が続いていると言うことになります。
Bブロックは3名に絞られるが…
連勝街道爆進中のオカダとジェフ・コブ、そして追走するEVILの3名に絞られています。そして今日の試合は、オカダはオーエンズ、EVILは後藤、ジェフ・コブは棚橋戦となります。
最終日に勝った者が優勝となると考えると、ここで3人の誰かが負けることは無いでしょう。そしてEVIL vs ジェフ・コブ戦は、EVILが勝って最終日のSANADA戦に希望をつなぐことになるでしょう。
ただ、EVILがSANADAに勝ってしまうと最終日、オカダが勝てば文句なくオカダの優勝、ジェフ・コブが勝った場合はEVIL含めた3つ巴になってしまうので、EVILは最終日でSANADAに敗れて、オカダ vs ジェフ・コブの勝った方が優勝となりそうです。
つまり、事実上オカダとジェフ・コブの一騎打ちになったと言えるでしょう。
残り試合数が少なくなってきた今年G1ですが、まだまだ楽しんで行けそうですね!