最近、新日本プロレスワールドの更新スピードに追い付いていないNJPWphileです(笑)
後藤がベストフィニッシュとして挙げていたこの試合、実は3月に記事にしていました↓
新日本プロレスワールドより拝借したのですが、全く同じ構図でしたね(笑)
柴田と後藤の二人の「点と線」はこちらの記事で書きましたので、今回はこのベストフィニッシュとして挙げられた試合を中心に書こうと思います。
始まり…後藤のアピール
2013年2.3 Road to THE NEW BEGINNINGでの8人タッグ。YOSHIーHASHIからピンフォールを奪った後藤が試合後に柴田との試合をアピール。柴田がフリーランスとして新日本プロレスに戻ってきたのが前年8月なので半年近くが経っています。その時のコメントが以下です。
「(前略)アイツのプロレス、すべてを受けきってやりますよ!柴田とは昨日、今日の関係じゃないからね。…アイツはケンカ、ケンカ言ってますけど、ケンカとか団体とかそう言う次元じゃなくてね。俺の中では。俺は、アイツの背中を見てね、この業界に入ってきたし。彼を越えるのはね、今しかないと思うし。(後略)」
出典:新日本プロレス公式サイト
タッグでの激突
後藤のアピールを受けて、まずはタッグでの対戦が始まりました。
2013年2.10 後藤洋央紀 井上亘 VS 桜庭和志 柴田勝頼
「ケンカを売りにきました!」で一緒に外敵として入ってきた桜庭とタッグを組んだ柴田と後藤との対戦。
桜庭が井上をキドクラッチでピンフォールするも、後藤・柴田ともに再戦をアピール。後藤は「柴田とのシングルが長年の夢」とコメント。
2013年4.7 永田裕志 後藤洋央紀 VS 桜庭和志 柴田勝頼
2ヶ月後の再戦。後藤は永田をパートナーとして、前回よりも白熱した試合展開となったが、永田のバックドロップを受けた桜庭が右肘を骨折し、そのままレフリーストップ。
納得いかない柴田は「2対1でやってやるよ!」と永田と後藤の顔面を張り手してアピール。リングマイクを通して柴田が吠えているのが聞こえます。

そして、後藤のコメントはこちらです↓
「(前略)アイツがリング上で言ったのは、「お前ら二人を一人で相手にしてやる!」と。柴田がリングでそう言ってたんです。それを聞いて、コイツさすがだな、と。改めて、もう一度ガンガンやりたいな、と。(後略)」
出典:新日本プロレス公式サイト
これで後藤・柴田のシングルマッチでの対戦が不可避となりました。
シングル対決!
遂にお互いの念願が叶った第1戦は、約1ヶ月後のどんたくの時でした。
2013年5.3 レスリングどんたく2013
スペシャルシングルマッチとして行われた第1戦目。死力を尽くした戦いは両者KOで終幕。

記念すべき初対決は、両者コメントもなく終わってしまいました。
2013年6.22 DOMINION
その1ヶ月後、完全決着に向けた再戦。またしてもアツイ戦いを繰り広げた二人は、最後スリーパーからのPKで柴田が勝利。

試合後の後藤のコメントは↓の通り。
「(前略)負けた事実は、メチャクチャ悔しいし、本当に今にも暴れたい気分なんだけどさ。ただもう一度ヤツが、俺の前に立ちふさがる。ワクワクしてしょうがねぇんだよ。面白くてしょうがない、そういう気分ですね。とにかく、もう1回やらせてくれ!以上です」
出典:新日本プロレス公式サイト
2013年7.20 KIZUNA ROAD 2013
更にその1ヶ月後、三度の対戦。今回は後藤が試合開始前から奇襲を仕掛けるも試合のペースを握るまでには至らず、再び両者KO。
2013年8.10 G1 CLIMAX 23
同じAブロック同士で激突するはずだった後藤と柴田。後藤は8.7の棚橋戦で顎を骨折して長期離脱。当日、柴田がコスチューム姿でリングに上がってコメント。
「後藤ーー!1年前、この両国で新日本プロレスにケンカ売りに来ました。あれから1年、このG1に全戦出場して、いま正直、プロレスが楽しいです。だから、1試合でも試合ができなくなることが非常に悲しい!この気持ちは、明日の棚橋に全部ぶつけてやろうと思います!以上!」
出典:新日本プロレス公式サイト
その翌日の棚橋戦で柴田は敗れて決勝進出を逃します。棚橋と柴田の関係性に付いては以前に↓に書きましたので、興味のある方はどうぞ。
後藤の復活!
これらの変遷を経て、ようやく2014年1.4の後藤洋央紀復帰戦へと繋がっていきます。後藤が自身のベストフィニッシュとするのも良く分かります。
その後1.5でのメインイベント、本体vs Chaos勢の8人タッグで、後藤がYOSHIーHASHIからピンフォールを奪って完全復活をアピールし、オカダのIWGPヘビーのベルトへ挑戦表明をします。
二人のその後
IWGPヘビー級選手権試合の前哨戦として、後藤は柴田と組み、オカダはYOSHIーHASHIと組んで対戦。シングルで戦うよりもタッグで戦うことが多くなっていきます。
その後、2.11 THE NEW BEGINNING in OSAKAで後藤vsオカダのタイトルマッチが実現。柴田がセコンドに付くも後藤は敗れます。
勝ち誇るオカダに対峙する柴田。しかしオカダは「3月のNEW JAPAN CUPで優勝してから来い!」と突っぱねる。ここから柴田とオカダの長い因縁が始まりますが、それはまた次の機会に…。