ヒロムのベストフィニッシュ点と線

同じ日に入門した二人。

一人は常に勝利を収め続けたが、一度もチャンピオンになれなかった男。

もう一人は、チャンピオンにはなれたが、一度も勝てなかった男。

みなさんはどちらの立場でこの試合をご覧になるのでしょうか?

出典:新日本プロレスワールド

なぜデスペラード戦なのか?

ヒロムは自身のベストフィニッシュを、初めてIWGPジュニアヘビーのベルトを巻いた2017年1.4のKUSHIDA戦ではなく、初めてBest of Super Jr.で優勝した2018年6.4の石森戦でもなく、ベルトを奪われた後、再び取り戻した2018年6.9のオスプレイ戦でもなく、首の骨折しながらも勝利した2018年7.7のリュウ・リー戦でもなく、カードとしては一見凡戦に見えるデスペラード戦をベストフィニッシュとしたのか?

お互い凱旋帰国後に数試合しかしていない者同士が、なぜここまでバチバチにやり合うのか?ヒロムにとってプロレスラー人生の節目となるであろう試合が上記のように他にもたくさんあるのに、です。

つい先日書きましたが、二人の入門からの歩みにそのストーリーが隠されています。

デスペラードの宣戦布告

5.22のBOSJで勝利しているデスペラードは、6.9でオスプレイに勝ってIWGPジュニアヘビー級ベルトを戴冠した直後のヒロムに宣戦布告を行います。

試合前煽りVにも抜粋されていますが、全編がご覧になりたい方はこちらのバックステージコメントをご覧ください(26分30秒頃からヒロムのコメント)。

そして、タイトルマッチの前日の2018年6.17のバックステージでは、デスペラードが普段に増して饒舌にコメントをしています。(13分42秒頃からデスペラードコメント)

出典:新日本プロレスワールド

一部を抜粋します。

(前略)俺が欲しいものはたった二つしかないんだ。お前が持っている状態のIWGPのジュニアのシングルのベルトだ。まずこれが1つ。もう1つは(中略)お前は俺にシングルで絶対に勝てないという恐怖心だ。人がビビっている時の顔とか、絶望した、公開した、ネガティブな時の感情っていうのは本当に美しいんだ。(後略)

新日本プロレス公式サイト

公式上は、ここまで数試合しかやっておらず、全てがデスペラードの勝利となっていますが、先日のブログの通りヤングライオン時代を含めれば20試合以上行っていることになります。

今まで負けたことが1度もないデスペラードには自信があったのでしょう。そしてヒロムにとっては試練の時となります。6.9のヒロムのバックステージコメントでデスペラードが出てきた時のヒロムの表情をご覧頂ければ分かると思います。

ありし日のヒロムとデスペラード

直近の数試合では分からないであろう、この浅からぬ二人の関係性。今バチバチにやりあっているヤングライオン同士もいずれ第二、第三のヒロムvsデスペラードになるのでしょう。

さて、下でご紹介する試合は矢野とヒロムがヤングライオンだった頃の試合ですが、セコンド業務をしながら、最後はほとんど応援しかしていないデスペラードの中の人が映っています。試合そのものよりも、リングをバンバン叩きながら必死に応援している姿の方を見入ってしまいました。

出典:新日本プロレス

そして先日行われたテレプロレスリングでのデスペラードの何気ないコメントにもそのアツイ想いが見え隠れしています。

さてみなさんは、今後どちらの立場でご覧になるのでしょうか?

一人は、ずっと勝利し続けてきた男の成長を感じながら、自身も再び成長を遂げようとする男。

もう一人は、過去の自分を乗り越えた喜びを静かに噛みしめ、新しい戦いに身を投じながら、また二人の新しい関係を築こうとしている男。

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