どの試合も見るべきところが多い神大会でしたが、やはりこの二人のアツさは群を抜いていました。この二人の戦いを見ているといつも涙が溢れてきますが、今回ももちろんそうでした。
以前の二人に関する記事はこちら↓
その前のNEVER6人タッグタイトルマッチ、SHOと石井のバチバチも凄かったけど、決勝のヒロムvsデスペラードの同期対決もアツかった!Photo by NJPWphile同期入門の二人。デスペラードの圧勝負け無しで過ごした[…]
新しい世界の幕開けとなるか?
ヤングライオンの同期同士から始まり凱旋帰国し、お互いに独り立ちをしたのが第1章、昨年のBest of the Super Jr.ではデスペラードが覚醒。お互いが殻をぶち破り、本当の意味でそれぞれが急成長を遂げたのが第2章。
そして、お互いの個々の成長だけでなく、ジュニア全体を見据えての戦いが開始されたこの日が第3章の始まりと思っています。アツさが個人の中だけに止まらず、それが全体に拡散して影響力を及ぼしているイメージ。公式戦の初戦の金丸 vs DOUKIや、かつてのタッグパートナーであるファンタズモ vs ロビー等も同門ライバル同士の戦いがアツく繰り広げられたことは、この二人の対決がメインだったから、と言っても過言では無いでしょう。
個人的には、この土日は仕事で結構クタクタだったので、メイン始まる前までは割と眠かったのですが、このメインを見た後はスッカリ目が覚めてしまいました(笑)。そして今、試合を見終わった直後に書いています。
SHOのやり方には不満があるのか?
試合そのものも、もちろん凄かったです。鉄柵があるにも関わらずトぺ・コンヒーロを見せるデスペラード。一瞬の間は迷いだったのか覚悟だったのか。それでも最終的には自身へのダメージなど関係が無いと言わんばかりの100%振り切ったジャンプでハムストリングに大ダメージ。受け手の危険度の高いサンセット・パワーボムも見事に受け切ったデスペラードは、昨年のBOSJ決勝とは違う見せ方を盛り上がりを演出する。
そんなデスペラードのバックステージコメントは、他のジュニア選手たちにとっては辛辣なものでした。
こう言うコメントは普通ベビーフェイスが出すものでしょうが、ヒールユニットであるデスペラードが発言することで辛辣さとアツさが増しますね。デスペラードはチャンピオンとして、ジュニア全体・新日本プロレス全体を意識し、責任を感じていることが良く分かります。
SHOやYOHがやっていることは、まだ自分のためだけであり、自分の成長のためだけ。それがダメと言うことでは無くて、まだまだ発展途上と言うことなのでしょう。早くこの二人のレベルに追いついてほしいし、それが実現した時に、新日本プロレスジュニアの歴史と世界が大きく変わっていくことでしょう。
NOAHとの対抗戦があるが…
ヘビーのエース級対決ばかりがクローズアップされる今回の1.8 横浜大会。
もちろんジュニアの対決もあることでしょう。それぞれの団体同士のシングル戦と言うのも面白いのですが、今後おそらく絶対に行われないであろうカードをぜひ見てみたいです。
それは、ヒロムとデスペラードがタッグを組んでのタッグマッチ。
お互い、新日本プロレスの中にいたら実現することは有り得なさそうなこのコンビがNOAHのタッグチームと対戦となったら、対角ではなく同じコーナーに二人が立っているところを見たら、それだけで涙が止まらなくなりそうです。
デスペラードのピンチに駆けつけるヒロム、ヒロムが劣勢の時にヒロムを叱咤激励し、咆哮するデスペラード。合体技なんて見せなくても、息の合った二人の連携を見るだけでも十分に素晴らしい戦いとなるでしょう。
全試合シングル戦で組むことは難しいでしょうし、お互い人数も多く出したいでしょうから、タッグチームもあり得るでしょう。
対抗戦の視点も重要と思いますが、奇跡のドリームタッグもぜひ実現してほしいです!