メットライフドーム大丈夫?

飯伏の欠場で心配されたメインのIWGP世界ヘビーのタイトルマッチも大盛り上がりで終了した東京ドーム大会。

次のビックマッチであるメットライフドームの対戦カードが徐々に発表されていますが、これで盛り上がるのか?と徐々に不安になってきています。アメリカでの有観客試合を乗り越え、G1の直前となるこの大会に、現時点では全くワクワクがありません…。

オカダ vs ジェフ・コブの再戦?

オカダは東京ドーム対戦後に「ジェフ・コブとは一区切りかな」と言っていたにも関わらず、再戦決定。

G1で決着をするのかと思いきやその前にもう一度スペシャルシングルマッチ。対戦前は超人対決が楽しみなカードではありましたが、レインメーカーもツアーオブジアイランドも出ずに丸め込みで決着。

オカダの体調が万全では無さそうな状況で、前回とは違う戦いができるのかは微妙なところ。8.24から始まるであろうメットライフドームの前哨戦でどこまで前回との違いを見せることができるのか?

KOPWって盛り上がる?

遂に矢野が陥落となったと思った矢先のリマッチ。矢野色にすっかり染まったKOPWをチェーズがどう回していくのかは少し楽しみなものの、前回の二人のKOPW戦を見る限りでは、新しいムーブメントはちょっと期待できそうも無く、再び矢野の下にKOPWトロフィーが戻ってくるだけの試合となりそう…。

凄惨な戦いである必要は無いのですが、もっと格闘技やレスリングに寄った戦いが見られれば、面白くなりそうなのですが。

3wayマッチは大丈夫か?

東京ドーム大会でのタイチ組と内藤組の戦いは見る者を感動させ、そしてバックステージでのやり取りは見る者を爆笑の渦に引き込みましたが、その結果は下のような3wayマッチとなってしまいました。

ジュニアの3wayはそのスピード感がスリリングで面白いのですが、ヘビー級の、しかもタッグでの3wayはバタバタとした試合展開になりがちで、かつ運に大きく左右されます。完全にグロッキーな状況で完全決着と言うよりは、一瞬の丸め込みや一瞬の大技で決まってしまいそうです。

この3チームの場合はそれぞれのチームに一瞬の丸め込みの技があるので、その点の優劣はつかなそうです。前回の試合でもそうだったようにザックのヨーロピアンクラッチや、SANADAのオコーナーブリッジ、後藤式・後藤弍式などなど。内藤のディスティーノも一瞬で決まる技と言えるでしょう。

となると、現王者組であるタイチ・ザックは分が悪そうです。いずれにしても完全決着とはなるケースが少ないので後味の悪い試合となりそうです。どのみち、そのあとはG1となるのでタッグの決着は年末のワールドタッグリーグまで引きずることになるのでしょう。

つまりスカッとした試合にはならなそうなのが辛いところです…。

ジュニアタイトルマッチは面白い?

ヒロムの復帰戦でいきなりデスペラードとの黄金カードをやるよりも、前回の復帰戦でロビーに敗れているヒロムは、その雪辱戦としてはシナリオ的には良いのかもしれませんが、ドームの試合としては「ん?」となってしまう気がします。

これでヒロムが負けたら、満を辞してファンタズモが挑戦と言うことになるのでしょうけど、うーん、なんかそれも期待できない感じが…。

そんな予想を裏切って、はるか斜め上を行く戦いをロビーが見せてくれることを期待したいです!

またも金的マッチか?

そして賛否両論、と言うか否成分が多めのこの試合。

これまで外様でありながら、IWGPに相応しいバチバチの試合を幾度となく繰り広げ、「名勝負製造機」として石井をも超える器であることを証明しつつある鷹木の相手が、また金的とスポイラーズチョーカーに逆戻りなEVIL。

EVILファンにとってはたまらない試合となると思いますが、この試合がドームで大丈夫なのか?と心配でならないですね。

神宮の時は内藤がEVILを撃破!コロナで暗雲立ち込める社会情勢において、夏のカラッと晴れた大空に大輪の花火と内藤のトランキーロポーズが映え渡りましたが、今回は鷹木が敗れ、飯伏との再戦も叶わず、ダークネスな雰囲気でとぼとぼと帰路につくお客さんの悲しい姿が目に見えるようです。

内藤がEVILを打ち破って爽快だったのは、KENTAの東京ドームでの襲撃とEVILのNew Japan Cupでの狂乱と裏切りが長らく続いたからこそ。先日のビデオ襲撃とこれからの前哨戦で起こるであろうちょっとした悪事を乗り越えたからと言って、これで鷹木が勝ってもスカッとした結果にはならないでしょう。

従ってバットエンドとなる可能性が高いように思います。

年間トータルで見た場合は、もちろんそうした浮き沈みもプロレスの面白さの一つではありますが、このコロナ禍において決して安くないドームチケットを買って参戦するお客様にとっては面白さにかける大会となってしまいそうです。

棚橋がUSヘビータイトルに電撃挑戦!

そして先ほど入って発表されたこのカード!

他団体に流出したベルトを取り返すのが、今までもエースの務めでしたが、今回も遂に組まれましたね!鷹木との熱戦を繰り広げた棚橋であれば、きっと取り戻してくれることでしょう。ワクワクします!

でも、これがメットライフドームでの開催ではなくて、US大会と言うところが、さらに残念感に追い討ちをかけます。

海野がどんな形で参戦するのか?モクスリーの対戦相手は?ゲイブリエル・キッドは出るのか?などなど、気になることがたくさんでワクワクしますが、日本で行われるドーム2連戦がこんなカードで良いのでしょうか…?

しかし、希望の光も!?

G1前の前哨戦大会としてのドーム大会となるとかなり残念な気もしますが、US大会の後、大勢の海外外国人選手がG1のために来日してくるはずです。9.18の大阪大会初日からの参戦と言うこともあり得ますが、G1参加選手発表と同時に6人タッグなどでメットライフドームに現れる可能性も高いと思っています!

そのサプライズを現地で見れただけでも「このドーム大会に来て良かった!」と溜飲を下げることができるかもしれません。

…できないかもしれませんが。

8.1までがジュニアタッグリーグとNEVER6人タッグタイトルマッチの前哨戦とヤングライオン壮行試合。

8.7〜8.17までがジュニアタッグリーグの公式戦。

おそらく8.24以降が本格的なメットライフドームの前哨戦開始となり、US有観客試合を含めて色々な発表があることでしょう。

メットライフドーム大会が予想をはるかに超えた激アツの戦いとなって、G1本戦になだれ込んでいくことを期待しています!

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