石井の本気とランバージャックデスマッチ

先週〜今週にかけてコロナ感染拡大状況もあり、多くの大会が中止あるいは延期となってしまいましたね…。オミクロンの感染拡大が続く中では仕方が無いことですし、選手やスタッフ、関係者の健康が第一であることは当然ではありますが、プロレスを観ることができないのはちょっと寂しいですね。

1.4での敗北と石井の本気

もう既にだいぶ前のことのように感じてきた1.4での死闘ですが、「何人でも連れてこい!」と言っていた石井が、トーチャンズの無法ファイトとは言え、無惨な敗北でベルトを奪われてしまいました。

Photo by NJPWphile

お正月と言うこともあり、EVILたちを全員蹴散らし、一掃して気持ち良く石井がNEVERベルトを防衛するのかと思いきや、あえなく敗戦となってしまいました。

ドーム戦の後はコメントを出すこともできませんでしたが、その後の後楽園ホール大会の前哨戦のバックステージコメントでは、力強く前向きなコメントを出していましたね。

自ら、「石井ショボって思った」と言う辺り、前回試合の悔しさと次の試合にかける意気込みが感じられます。

そして、EVILから提唱された「ランバージャックデスマッチ」。

古いプロレスファンや初代キン肉マンファンの方々はご存じとは思いますが、最近プロレスファンになった方々にはピンと来ない試合方法だと思います。ランバージャックデスマッチとは何なのかを説明したいと思います。

石井 vs EVIL NEVERのベルトをかけたランバージャックデスマッチ

2.13 大阪大会で行われることが決定したNEVERタイトルマッチ。その対戦ルールとなったランバージャックデスマッチとは一体どんな試合なのでしょうか?

ランバージャックデスマッチとは?

プロレスでは、一時的にダメージが多く蓄積された時の体力回復として、あるいは内藤・KENTA・タイチのように相手の気勢を削ぐ、チェンジペースを行うために、場外に降りることがあります。ヒール・ベビーに限らず、場外を上手く使える選手が試合巧者と呼ばれることが多いです。

ランバージャックデスマッチは、完全決着をするために、この「場外の有効活用」を無くします。

具体的に何をするか? 両ユニットのセコンド陣がリングを取り囲み、場外にエスケープさせないようにします。エスケープさせないだけでなく、敵ユニットの選手が出てきた時には攻撃を加えたりします。

場外に出た選手には地獄が待ち受けている、と言うルールです。

どんな時に使われるか?

リングを囲む大勢のセコンド陣が必要となりますので、個人同士の戦いでは使いにくいです。基本的には、「ユニット同士の抗争が激化し、完全決着が必要」となった場合に用いられるルールです。

戦い方のセオリーは?

「選手が場外に出ることを食い止める」ことだけが、もちろんこのルールのポイントではありません。いかに対戦相手を寄ってたかって痛めつけるか?が大きなポイントです。

通常ルールでは、セコンドが乱入・介入して対戦相手を痛めつけることは反則ですし、場合によっては反則負けもあり得ますが、ランバージャックの場合は反則とはなりません。セコンド陣は多い方が良いですし、彼らの戦闘能力の高さも大事です。

当日は、どんな展開が想定されるか?

第1試合でChaos vs HOTの6人タッグマッチが行われます。ここのメンバーが主要なセコンド陣となるでしょう。ここで相手選手を潰しておけば、セコンド陣が手薄となるためランバージャックの時は有利となります。第1試合のただの 6人タッグとは言え、激しい戦いとなるでしょう。

また、スペシャルシングルマッチで戦うファンタズモや石森ら、Bullet Clubが参戦するかどうかも気になるところですね。Bullet Clubは元々メンバーが多いのでフル参戦となればかなりの脅威かと思いますが、HOTでは無い選手が参戦することは無さそうです。

またChaosにはオカダがいますが、ランバージャックの後に試合が控えていますので、ここに参戦することはおそらく無いでしょう。参戦するとしたらかなりの援軍にはなりますが…

過去に行われたランバージャック戦

2013年にプリンス・デビットと棚橋が行っていました。今回開催されるとなると9年ぶりとなるのでしょうか?だいぶ前のことですね。新日本プロレスワールド会員の方は上のリンクから当時の様子をご覧頂けます。

色々と言葉で説明するよりも、実際ご覧頂いた方がわかりやすいですね(笑)。

さて、来週からは再びプロレス開催となるのでしょうか?それとも、引き続き中止大会が拡大していくのか?そちらも気になるところではありますが、ランバージャックによる完全決着、そして前哨戦がどうなっていくのか?にも注目したいですね。

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