NEVER6人タッグの面白さ

本日は遂にNEVER6人タッグのタイトルマッチですね!

割と放って置かれることも多く、ビックマッチでは行われないことも多かったNEVER6人タッグマッチ選手権。今回も札幌大会や東京ドームでは無く、後楽園ホール大会ではありますが、6.2に引き続き連続しての開催となり、アツく盛り上がっています。

以前は、ビッグタイトルマッチに絡まないベテラン勢のための急造タッグ用ベルトと言う印象がありましたが、今のChaosチームは連勝記録を塗り替えたこともあって、非常にバランスの取れたタッグチームとなっています。どの辺りがそうなのかをまとめてみました。

石井が潰れ役

このチームの要は、やはり石井ですね。

Photo by NJPWphile

石井が相手チームの中心選手に喧嘩を吹っかけて潰しにかかります。当然相手もやり返してきますので、石井も大ダメージを食います。ただ石井の真骨頂は打たれ強さ。前哨戦で何度もやり合って因縁を作っておいて、自分も潰れると同時に相手も潰します。ポイントゲッターに仕事をさせません。

前回のタイトルマッチでは内藤を中心に攻め、内藤に仕事をさせませんでした。

ただ、石井の場合はそれが戦略と言うより、「自分がいかに自分らしいプロレスをするか?」にかかっていますので、結果論的に相手チームで一番強い選手と対戦することになっていると言うことでしょう。

後藤が縦横無尽に攻撃

石井がローンバトル気味に前線に出ている間、後藤は大体体力を温存しています。石井が張り切り過ぎなところがあって後藤が出られないこともありますが…。

石井やYOSHI-HASHIがある程度、相手チームを撹乱して潰した頃に後藤が登場するのが最近のパターンです。

Photo by NJPWphile

そして後藤の強さは、受けもありますが、やはり「多彩でオリジナリティのある攻撃力」です。

直情的で一直線な攻撃を繰り広げる石井、悪く言えばワンパターンなYOSHI-HASHIの攻撃に慣れてきたところで、スピード感があってオリジナリティ溢れる後藤の攻撃を食うと、相手チームは面食らうことが多い様です。

後藤が、あるいは後藤とYOSHI-HASHIとのコンビで、相手チームの比較的弱いメンバーを集中攻撃します。前回のタイトルマッチでは一人だけジュニア戦士のBUSHIが集中的に狙われていました。

BUSHIはタッグを組んだ時のサポート力や展開力の強さはありますが、個の力としてのフィニッシャーが弱いところがあります。BUSHIロールは注意する必要がありますが、MXがヘビー級の対戦相手に決まったことを見た記憶がありません。

YOSHI-HASHIがトドメ

序盤や中盤の展開がワンパターン過ぎるのと、そのワンパターンに引きずられて相手の弱点の一点集中攻撃があまり成立しないYOSHI-HASHI。首狙いが王道とは言え、そんなに上手くハマった試合展開があった様には思えない。

Photo by NJPWphile

ただ、他の選手が相手のスタミナを奪っているのであれば話は別です。

熊殺しやラスト・オブ・ザ・ドラゴンと同型のカルマや、バタフライロック等、意外とフィニッシャーを持っているYOSHI-HASHIは、後藤が残った相手を上手くカットできれば十分にピンフォールやギブアップを取れる技。

この3人が上手く相手と噛み合うことで、防衛を山を築いてきたものと思います。

今回のタイトルマッチは?

今回のタイトルマッチはそのパターンが崩れそうです。

石井が吹っかけてきたとは言え、今回狙い撃ちしているのはディック東郷。どちらかと言うとベテランのディック東郷を狙って潰せば勝機は高いものの、石井はそうした計算づくの試合には興味が無いでしょう。ディック東郷が石井を惹きつけておけば、EVILが浮く形になります。

後藤と裕二郎が潰し合えば、YOSHI-HASHIとEVILの戦いとなります。邪道が上手く試合を撹乱しながらYOSHI-HASHIに集中的にダメージを与え、最後はEVILでフィニッシュとなるとBullet Clubとしては綺麗な勝ち方となるでしょう。

あるいはYOSHI-HASHIに金的等の反則攻撃をして丸め込むと言うこともあり得ます。

Chaos側の必勝パターンが崩れた時にどうなるのか?今回はディック東郷がどこまで石井を惹きつけて自身が潰れないように、あるいは相打ちに持ち込めるかが鍵となりそうです。

それともYOSHI-HASHIが驚異的な粘りを見せるのか?

本日の試合が楽しみです!

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