NoDQマッチとKOPWの新しい景色

WK

ともに1.5で行われた試合でしたが、今までとは違う景色を新日本プロレスが見せていくキッカケとなるかもしれませんね。

NoDQに乗ることができなかった棚橋

最近、割と多い印象があるNoDQマッチ。ジェリコやモクスリーのような荒くれ者の外人レスラーがやっているイメージが強いですが、昨年は小島がオスプレイとNoDQマッチを行い、ベビーフェースでも行うことが増えてきている気がします。

そんな中、USヘビーのベルトを奪還し、アメリカでの興行を行おうとしていた棚橋。KENTAから条件を突きつけられてNoDQマッチを承諾したものの、ベルトを奪取して感じたことはこれからの未来ではなく、虚しさだけだったようです。

特大ハシゴから飛んだハイフライフローは、今までのハイフライローよりも強力だったに違いなく、それを受けたKENTAも凄まじかったと思いますが、「それが何だって言うんだ」と言わんばかりのこのコメント。

藤波がニュージャパンランボーに出場し、明日の1.8にはかつての師匠である武藤との対決。そして盟友とも言える柴田のゴツゴツなストロングスタイルでのプロレス復帰。自分が東京ドームで見せたものは何だったのか?との想いは払拭できなかったのでしょう。これはプロレスでは無いと。

2022年の新日本プロレスはどうなるのか?

コロナ禍での新日本プロレスの主流は、EVILに代表されるような反則三昧の世界か、矢野に代表されるようなお笑いプロレスだったように思いますが、50周年を迎える2022年は「原点回帰」の方向性に舵を切っていくのでしょうか?

それは柴田の復帰にも通ずるものがあるようにも感じます。

反則三昧の流れを作ったのは、1.5で内藤のデハポンコールを後ろからの襲撃で潰したKENTAにあるように思いますが、そのKENTAが棚橋と見せたNoDQマッチでは、違う視点でのプロレス愛と覚悟を感じました。その点は棚橋も認めているように見えました。

Photo by NJPWphile

この試合をキッカケとして、棚橋は元のストロングスタイルに戻ることになり、KENTAはNOAH時代のゴツゴツとしたファイトを取り戻すことになるような気がしています。

新規ファンの獲得に重きを置いてきた新日本プロレスが、50周年の節目にどんな動きを見せていくのか?

どんなイベントをするのか?よりもどんなプロレスを見せていこうとしているのか?に注目していきたいですね。それが分かるNew Japan Cupまでの前半戦となりそうです。

鈴木みのるのKOPWは凄惨か?

数年前にNEVERのベルトを持っていた鈴木みのるは、髪切りマッチや矢野とのブルロープデスマッチ等を行っていました。

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矢野のKOPW愛から1.5のバックステージコメントでは言葉を荒げてたように見えましたが、鈴木みのるとの過去の遺恨を思い出して、と言うこともあったのでしょう。鈴木みのるが荒々しい喧嘩殺法を見せていくのであれば、まず第1弾は矢野。それから色んな若手を刺激していくことになるのかもしれません。

裏切ったSHOへの想いから「ケンカやろうぜ!」と言っていたYOHのファイトは、東京ドーム大会を牽引する第1試合としては物足りなかったですね。全然ケンカなどでは無く、むしろ綺麗な戦いで、それがかえってSHOの反則が際立つことになってました。

鈴木みのるが本当のケンカとはどう言うものなのかを見せていくのか?最近のプロレスにはそうした戦い方は似合わないとして、新日本プロレスが止めていくのか?

血を見たい訳では無いのです。本当の感情や気迫のぶつかり合い、そこから生まれる明るい未来を掴み取る”やる気や力”を感じたいのです。コロナを打ち砕くにふさわしい「プロレスの力」とは、そうしたものだと信じています。

Photo by NJPWphile

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