過去の両国大会観戦は枡席でしたが、今回は砂かぶり席にしてみました。
他の会場には無い枡席も好きですが、やはり砂かぶり席の迫力は良いですね。ただ12月の両国国技館はちょっと寒かったです…。次回行く時はちょっと注意しようと思います。
新しいシリーズの始まり
今回は従来よりも長いシリーズとなったワールドタッグリーグとベストオブスーパージュニア。その総決算としての両国大会ではありましたが、新日本プロレス最大の大会である東京ドームへ向けた戦いが前哨戦の中で色々と始まっていますね。
両国当日にはまだ微妙な状態ではありましたが、これでスッキリ決まって次のRoad to TOKYO DOMEに向けて秒読みスタートとなりましたね!この辺りのカード内容についてはまた次回書きたいと思います。
ワールドタッグリーグはタッグの楽しさを示せたか?
優勝決定戦、EVIL・裕二郎組はいいペースで来ていましたが、最後はまさかの石井選手登場で一気に流れを掴んだ後藤・YOSHI-HASHI組が優勝。

2年前には「G1に出る資格なし!」と揶揄されたYOSHI-HASHIが、遂にタッグでベルトを持ち、さらには優勝するまで成長したこと、ロスインゴの最後尾と言われたEVILがイキイキとチームリーダーを繰り広げる様を見ると、これはこれで新しい世界が繰り広げられていると感じます。
もし、二人ともあのままの立ち位置だったとしたら、YOSHI-HASHIもEVILも今でもパッとしないレスラーのままだったでしょう。裕二郎も外人レスラー集団の中に埋もれている落ち目のレスラーなんかでは無く、EVILの片腕として存在感を示すことはできなかったでしょう。
ただ、この試合は結局のところ、EVILと石井の因縁を作るための試合だったようにも思います。長いシリーズを戦い抜いてきた二組のタッグチームが熾烈なファイトを繰り広げると言うアツさや、どちらが優勝するのか!?と言うスリリングさを感じることができなかったです。
とは言え、この後藤の嬉しそうな顔を見ると、悪の卑劣なやり方に屈することなく頑張ってきたんだなぁと感じざるを得ないです。今まであまりスポットライトを浴びることが無かった選手が、脚光を浴びることもプロレスの醍醐味ですね。

その一方で、その前の内藤・SANADA組 vs ジェフコブ・オーカーン組は、むしろこちらの方が優勝決定戦なのでは?と感じましたが、こちらも内藤とジェフコブの因縁を作るための試合だったようにも見えました。
オーカーンは、自身のPodcastでタッグの面白さを訴えていましたが、そろそろ新日本プロレスもシングル最優先では無くタッグの面白さを示してほしいですね。
長くなってきたので、次ページに続きます。
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