棚橋とオカダの点と線

先日、English Commentaryで公開されていた2012年2.12、いわゆる「レインメーカーショック」ですね。ここから二人のストーリーが始まったと考えるのが一般的ですが、どうでしょうか?

出典:新日本プロレスワールド

日本語実況版も、もちろんあります。

圧倒的なスピード感

オカダの凱旋帰国からの経緯は、今では考えられないスピード感ですね。

2012年1.4 凱旋帰国試合 vs YOSHI-HASHI

同日、IWGPヘビー級ベルト挑戦表明

2012年1.25 〜 2.6 NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN ISM 2012

2012年2.12 THE NEW BEGINNING でIWGPヘビー級タイトルマッチ

最年少戴冠記録は中邑真輔に及びませんでしたが、このスピード感の中で、IWGPヘビーのベルトを初戴冠と言うのは驚きでした。

ちなみに、YOSHI-HASHI戦では、レインメーカーもまだ初期バージョンで、余り威力があるように見えなかったですが、1.25からの前哨戦で変わっていったのでしょう。当時の映像が無いのが残念です…。

ただ、始まりはここでは無かったように思います。

壮行試合

2010年1.31 TNAに旅立つオカダに壮行試合が組まれましたが、その時の対戦相手が棚橋でした。今とは違ってまだ全然線の細い岡田でしたが、序盤がレスリングの攻防で、棚橋の執拗なヘッドロックと言うのは、2.12の試合を彷彿とさせると同時に、その後幾度となく対戦した時も同様の展開が多かったのは、この流れだったのかもしれません。

出典:新日本プロレス公式サイト

その前にも、NOAHか外敵の誰かが棚橋を襲撃しようとした時、それをかばう岡田、と言うシーンもあったのですが、すみません見つけられませんでした…。

試合内容

詳細は実際の試合を見て頂いた方が良いと思いますが、オカダの太々しさが今となっては新鮮です。会場ブーイングも凄かった印象がありますが、今のジェイ・ホワイトやKENTAの方が凄いかなぁ…。

それまでの前哨戦の流れがあってこそとは思いますが、初めから実況がオカダ賞賛寄りでちょっとビックリします。前哨戦でどのように変わっていったのかを見たかったなぁ…そして歯が折れる棚橋。

試合後

この試合直後に挑戦表明をしてきた3.4 内藤戦、New Japan Cup優勝者である後藤戦(5.3)を経て、両者が再び激突するのは6.16大阪DOMINION

大阪の借りは大阪で返す棚橋。棚橋ファンの方には必見の試合でしょう。棚橋弘至デビュー15周年記念DVDにも収められています。今見てもこの試合は泣ける。

そして、オカダは史上最年少G1優勝に向けて爆進。

もう一度二人が交錯するのは翌年のイッテンヨンとなります。本当意味での二人のストーリーはここから開始されたような気がします。

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