ジェフコブの進化と内藤の罠

オリンピック開会式に合わせて普段よりも早めに始まった大阪大会二日目。ますます盛り上がっていますね!

その中で、2つの試合にフォーカスしようと思います。

本間が意地を見せた!

いや、その前に本間選手に謝らなくてはなりません(笑)。正直、すみませんでした!

初日は「凡戦以下の試合」と書いてしまいましたが、2日目の試合はサイコーに盛り上がった試合でした!

Twitterの写真はちょっとかわいそうですが(笑)、果敢に攻め込む本間の姿に少し涙が出ました。

カミゴェ式こけしロケットもアイデアはとても良かったですね。今後も使っていけるのでは無いでしょうか?

そして、そのアイデアに乗っかりそうな鷹木…。ドーム大会にまた期待が追加されました。

ジェフ・コブの進化が止まらない

昨日のブログで「コリエンド式ディスティーノのように自分から行ける技があれば」と書きましたが、早速出して来ましたね。レインメーカー式ツアーオブジアイランド!

レインメーカーそのものが既に各選手にタイミングを掴まれてしまっている中で、本家のオカダがその技を封印しつつありますし、ツアーオブジアイランド自身が一度逆に振ってからと言う予備動作が入っているので、避けやすいのかもしれませんが、それでも自分のタイミングで行けるツアーオブジアイランドと言うのは対戦相手にとって脅威でしょう。

オカダ超えを果たして、IWGP戦線に殴り込むのか?USヘビーに行くのも面白いかもしれませんが、どちらが勝っても面白い展開になるのは間違いないですね。

内藤が仕掛けた罠

これも謝り案件ですね。大変申し訳ありませんでした!

「対戦相手を取り変えてのシングル2連戦なんて面白いのか?」と先日のブログに書きましたが、2回に分けることで戦略性が大きく上がっていましたね。ヘルミッショネルズが決勝戦を3本勝負に変えてきたことを思い出させます。

そして、この2連戦は全て内藤の掌の上で行われていたと言うことです。

さて、この2連戦で内藤がどんな罠を仕掛けて来たのか?を妄想してみようと思います(笑)。

タイトルマッチ本戦の標的はザック

シングルマッチでは絶大な力を誇るザックのサブミッションも、タッグとなればカットされる場面も増え、そこでギブアップを取るのは難しいです。そのためタイチが中心となることが多いデンジャラステッカーズ。タイチが暴れ回り、要所要所でザックがサポートしていくことでお互いの良さが引き出されるのが勝ちパターン。

ところが守りとなると話は変わってきます。ド根性で大技を返していくタイチに比べて、受け身が弱いザックは自分が一方的に攻める展開であればチート的な強さを発揮しますが、攻め込まれてしまうと軽量級であることもあってか、割と陥落しやすい印象があります。

内藤はザックからピンフォールを奪うことを考えたのでは無いでしょうか?

初日から伏線を張る

初日の対戦カードは「ザック vs SANADA」と「内藤 vs タイチ」。初戦のザック・SANADA戦はどちらが勝ってもおかしくない試合展開になるのは明らか。ただ、ザックはドラゴンスクリューの受け身がめちゃめちゃ下手。ここで足を攻めておくことを、もしかしたら内藤はSANADAに指示していたかもしれません。

そして自身のタイチ戦では負けを演出。これで相手チームが調子に乗ることも計算のうち。特にザックは誇り高い英国人気質。チームが勢いに乗っている時に、自分の足のことなど気にして手を抜くようなことはしないと踏んだのでしょう。

二日目のタイチ vs SANADA戦の勝敗はどちらでも良い

そして足にダメージを負ったザックの2戦目の前がタイチ vs SANADA戦。これはどっちが勝っても良かった。

もしタイチが勝てば「このままの流れで自分も勝てば、勢いがつく!」と勝ちに向かっていくでしょうし、もしSANADAが勝ったら「せっかく昨日は流れが良かったのだから、ここは自分が勝たないと!」となることでしょう。

昨日のタイチの勝利があったからこそ、ザックにはプレッシャーがかかる結果となり、それを演出したのが内藤だとすれば、本当に内藤の掌の上だったと言うことになります。

ザックの悪い癖を引き出した

見てる側からすると、それも魅力の一つなのですが、ザックは「挑発にすぐキレる」。それによって冷静な判断を下せなくなります。人をイラつかせることが内藤の真骨頂ですから、すぐにザックは乗ってきてしまいます。自分はザックの足を攻めつつ、ザックにも足を使って攻めさせる。攻めでも守りでも自分の膝関節にダメージを蓄積していくザック。この時点で試合はほぼ終わっていました。

そしてもう一つのザックの悪い癖は、「自分が劣勢になると、無理矢理ザックドライバーに行こうとすること」。

今まで緻密に仕掛けていったものが、突然モーションが大きくなって隙が出てきます。そこを逆手にとってバレンシアで沈め、ディスティーノでトドメとなりました。

内藤に完敗したとなれば、誇り高いザックはより一層激昂することになるかもしれません。普段はタイチがロンリーバトル気味に展開していく戦略が、タイトルマッチではザックが前に出てくるかもしれません。膝関節のダメージが1日程度の休養で抜けるとは思えないので、内藤陣営としてはより料理しやすくなることでしょう。

逆に、それを気遣ったタイチが前線を張ることになったら、タイチに狙いを集中すれば良いです。ザックが救出に来ても膝を蹴るだけで動きが止まってしまうザックは十分なサポートができないでしょう。二人がかりでタイチを潰せば良いのです。

ただプロレスは、他のスポーツとは違って、そうした戦略が必ずしも通用しないことが魅力の一つです。戦略上では既に”死に体”となってしまっているタイチとザックがどんな戦法で切り返していくのかに注目ですね。

名古屋では何かが起こるのか?起こらないのか?

棚橋と石井が急接近していることも、今後の行方を占う上では面白い動きですが、メインで柴田との絡みがどうなっていくのか!?そもそも明日の東京ドーム大会のメインの相手がどうなるのか!?

気になることがいっぱいの名古屋大会ですね。

それに、もしドームメインのカードが変更となるとすれば、セミとメインのスペシャルシングルマッチでの勝者が絡むことになるでしょう。あるいはUSヘビーの時のように、困った時の小島頼みとなるのか?(笑)。あるいはここで鈴木みのるが出てくるのか?

この4連戦における前哨戦集大成となるであろう名古屋大会を見逃す訳には行きませんね!

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