前回のブログで現地観戦しましたが、リモート応援システムをやってみました。
野球やサッカーでも使われているから採用されたと思いますが、あれは現地では使えないですね。神宮で初めて使われる方は、よろしければご参考ください。
仕組み
QRコードを読ませると専用サイトが表示され、「応援」か「ブーイング」を選べるようになっています。試合前に阿部リングアナから丁寧な説明があり、実際に試してみることができます。
確かにスマホがあれば簡単に操作はできますが、使えないです。
理由1:スマホは写真撮るのに忙しい
一眼レフのスゴイカメラで撮影している人もいますが、多くの人がスマホで撮影しています。写真を撮りながら、スマホで応援システムも使うのは無理です。自分も試合中は全く使えませんでした。
理由2:リアルタイム性に欠ける
100歩譲って、写真は専用カメラで撮る、あるいは写真は撮らずにココロのカメラで撮るとしましょう。
でも応援やブーイングをしようとするタイミングは、だいたい急に来ます。今までだったらすぐに口が反応してましたが、このシステムの場合、スマホを取り上げて、ロック解除して…と色々やらないと操作にまで辿り着けません。結果、変なタイミングでブーイングすることになるし、操作のストレスも溜まります。
理由3:何が流れているかよく分からない
さらに100歩譲って、常にスマホを持っていつも画面を起動させておいて、応援やブーイングボタンをすぐに押せるようにしたとします。
スピーカーの設置の問題なのか、何が流れているのかよく分かりません。
今回は西側の奥だったので、スピーカーは比較的近くにありました。が、何かのノイズのようなものが流れているだけで盛り上がる感じがしません。
新日本プロレスワールドで見た時も、「タイミングが変だし、じっくり見たい時も流れているし、そもそも歓声なのか周波数が合わないラジオなのか分からない」みたいなものでしたが、ブーイングは一応それっぽいなぁと思っていました。
ただ、現地でもブーイングの音声もいまいちでした。
結論
自然発生的に行われてきた”拍手”の方が、リアルタイム性もあり盛り上がり感もあり、現地で応援している感もありました。歓声ボタンを押す余裕も意図も無かったです。
ただ、ブーイングだけは拍手とかではできない…。
何か”パフパフ”って鳴らすような、専用のブーイングキットを新日本ブランドで発売したらいかがでしょうかね?
こんな感じ↓のヤツで「ブーブー」って鳴るようなもの。
写真とかスマホとか気にする必要なく、思う存分ブーイングが飛ばせると思いますけどね。
EVILの会場での盛り上がりがいまいちなのは、ブーイングができないことも原因のひとつじゃないかと思っていますが、リモートシステムのブーイングでは盛り上がらないですね。
どうしてもリモート応援システムを使いたいのなら、会場では無くて一般家庭で見ている人が使えるようにしたら良いと思います。システムのキャパ的に厳しいのかとは思いますが…。
でも、せっかくの初めての仕組みなので、現地に行かれる方は、まず試してみると意外に面白いかもしれませんよ。
自分はもう使いませんが(笑)。