大会は再開したものの、本来前哨戦であったこのシリーズもビックマッチが決まらない中では、残念ながらお客さんの入りも少なかったですね。北側は通常の半分ほど、南側は両端のブロックと通路上にはお客さんがいない状況でした。
ザック・タイチ組の友情
それでも各選手は渾身の試合で盛り上げを見せていました。特に第2試合、ちょっと違和感のあるザック・DOUKI組 vs オーエンズ・外道組。
本来なら、タッグタイトルが決まったザック・タイチ組 vs GoDに1名ずつ追加した6人タッグであることが通常なのに、タイチは解説席に。

勝ってアピールをするザックもちょっと大袈裟感があったが、試合終了後のタイチの告白によってその理由が分かることに…。
普通、「友情タッグ」はベビー側の特権であり、キン肉マンの世界でも正義超人でしかなし得ないことであったにも関わらず、彼らの友情と絆の深さには毎回感動させられます。
ジェフ・コブと飯伏の攻防
オスプレイが戦線離脱し、ますます無双感が増してきたジェフ・コブ。

いくらワトがジュニアだからと言っても、あそこまで軽々とブンブン振り回す様が凄まじい。
そしてこの日も見せたジェフ・コブ式カミゴェ。
飯伏のカミゴェが鋭利な刃物で突き刺す感じだとすれば、ジェフ・コブのそれは丸太で叩くかのような迫力!
大阪DOMINIONが開催されるのであれば、そこで雌雄を決することになるのでしょう。無事開催されることを期待しています。
石井と内藤の新たな因縁
内藤がちょっかいを出すことで始まったこの戦い。IWGP世界ヘビーを賭けての戦いに内藤が昇華しようとしているのか?はまだ分かりませんが、石井と内藤がシングルで当たるとなると2019年のG1以来。
IWGPのベルトを巡ってのトーナメント戦で戦うのも面白そうです。
タイチの告白
解説席にいることの違和感のあったタイチでしたが、オカダに引き続きタイチもコロナに感染していたことを告白しておりました。
日本は不浄を忌み嫌う文化のある国で、多かれ少なかれ社会生活においてその価値観は影響を受けているので、コロナに感染したことを余り公にはしない傾向にあるのは致し方無い状況でしょう。
とは言え、ここで自分がコロナに感染したことを告白し、その病状、誰もがかかり得る病気であることをきちんと報道することで、ファンを初めとした多くの一般人に改めて危機感を促した新日本プロレス。
タイチが自主的に行ったのか、それとも会社の指示なのかは分かりませんが、新日本プロレスの会社としての姿勢を評価したいと思いますし、気持ちに少なからず緩みのあった自分自身に対する警鐘としても受け止めたいと思いました。
そしてワクチン接種大国となったアメリカが遂に日本への渡航制限を設けるようになりました。ビジネスの場合も同様となることが想定され、海外選手が日本に来ることは当分難しいと思われます。
そうした中で、どこまで残ったメンバーで盛り上げることができるのか?感染してしまった選手たちの復帰はいつ頃になるのか?注目して待ちたいと思います。