開幕ダッシュの三連戦が無事終了し、本日はお休みではありますが、また明日から怒涛の連戦が続きますね。しかし!選手のコンディションを気にするまでも無く、皆さん絶好調のようで何よりです(笑)
鷹木が吠えた!
一昨日は棚橋が、自身の記憶による感情を爆発させましたが、昨夜は鷹木が吠えました!

圧巻だったのは終盤戦。ワトがパンピングボンバーを十字架固めで切り返すシーン。パンピングボンバーに振り回されながらもガッチリフォールに持っていくワトには「これがあるのか!」と感心させられる。
昨年のBOSJでのBUSHI戦、そして三連戦初戦のBUSHIの新技:テリブレを切り返す巧みさは、他の選手には無い切れ味とスピード!
しかし、それを上回ったのがレッグラリアート気味に放ったワトの蹴りを受け止めて、担ぎ上げてからのラスト・オブ・ザ・ドラゴン!これにはシビれた!
NEVERへの愛
NEVERの創始者は、実は内藤だったと言うのはあまり知られていないかもしれない。
その内藤がNEVERのベルトに挑戦する際に、「まずはNEVERのベルトを取ってから」と発言した時に、当時の王者に「”まずは”とは何だ!」と食ってかかられたベルト。
過去には、石井や後藤、神宮決戦が記憶に新しい鈴木みのる、そしてこのベルトを使って第三世代に恩返しをし、日本だけでなくイギリスや海外に渡って毎月のように防衛戦を繰り広げた柴田。
今の戦いを見ればそのバチバチ、ゴツゴツ感を鷹木は完全に継承し、NEVERへの愛情を十分に体現していると思います。
鷹木の矜持
試合後のマイクアピールでも十二分な”ジャイアン感”を魅せる鷹木。
後楽園ホールのお客さんがかなり少ないと言うことは新日本プロレスワールドの画面からも良く分かります。緊急事態宣言下であり、前哨戦であるこのシリーズにお客さんが少ないのは当然のことだと思います。
ただ、「プロレスラーは戦うしかない!」と発破をかけるその姿勢・アツい気持ちは、画面を通じて十分に伝わってきました。
棚橋はどう受けるか?
と同時に棚橋の奮起を促す鷹木。
対戦相手の言うことを素直に受け止める棚橋には、人柄の良さとか懐の深さは感じますが、NEVERのこうした戦い方に呼応できるのか?が心配になりました。
試合中は良く声も出て元気な姿を見せている棚橋。調子の良さは伺えるものの、果たしてNEVERの戦い方ができるのか?神宮での鷹木 vs 鈴木戦や、東京ドームでの鷹木 vs ジェフ・コブを上回る試合が魅せられるのか?
もちろん棚橋らしい試合をすることが大前提とはなるでしょうが、満身創痍の状態で果たしてゴツゴツした戦いができるのか?あるいは新しい価値観をNEVERに持ち込むことができるのか?
大きく期待はしているものの、バックステージコメントで「目的では無く手段」と言っているところを見ると、ちょっと厳しいか。
ヒロム vs SHOの白熱した前哨戦がますますヒートアップするのと同様に、この二人も壮大な化学反応を見せてくれれば!と期待しています。