棚橋と飯伏の黄金タッグとその後の世界

前日のバチバチな男臭い試合とは打って変わって、この日はプロレスの楽しさや華やかさが光る試合が多かったですね。もちろんどちらも大好物です!

圧倒的な華やかさ

誰もがそう思っていたように、キラキラ感と期待感が凄かったですね。普段並び立たない二人のヒーローが共演すると言うのは、仮面ライダーやウルトラマンの世界でも鉄板の、童心に帰って(帰らずとも?)ワクワクするシチュエーションです。あるいはロナウドとメッシのツートップか?

(出典:新日本プロレス公式サイト)

ただ、タッグとしての連携はどうだったのか?と言うとやはりG.o.Dの方が遥かに上でしたね。やはり、それぞれの個の強さで打開した感が拭きれなかったです。

タッグに必要なことって?

「タッグと言えば合体技」って言う風潮がありますが、無理に合体技とかをやる必要は無いです。マジックキラーみたいに、もはや色んな人がやっている技とかはやめて欲しい。タッグって、お互いの技や交代のテンポの良さとか、危機を助け合うとか、試合の進め方とか、もっとタクティクスな部分で唸らせることができると思います。

この試合はどちらかと言うと棚橋が前に出て(捕まっていて?)飯伏がサポートと言う感じでしたが、飯伏にもっと自由にやらせて棚橋が要所を押さえると言う感じの方がハマる気がしました。

(出典:新日本プロレス公式サイト)

このシーンはとても印象に残りました。スーパーパワーボムに捕まる寸前の棚橋を助けるために、飛び込んできた飯伏がフランケンシュタイナーで切り返す!こんな返しをする人は今まで見たことないし、さすが一瞬のひらめき!と感心しました。二人とも天才肌なので、固定的なムーブをじっくり見せていくよりは、こう言うシーンで盛り上げていって欲しいです。

とは言え、合体技にも期待してしまいますね(笑)。ハイフライフローからのフェニックス・スプラッシュとか、カミゴェで相手を倒したところに、すかさずハイフライフローとか。やられる側には絶対なりたくないですけど(笑)。二人で一緒に技をするよりは、各々の得意技をテンポ良く連続させる方が絵になり、かつ説得力が高い気がします。

新生 World Tag League はあるか?

東京オリンピックのために、開催がズレて、World Tag Leagueがいつ行われるのか?誰が出場するのか?が気になる今日この頃。ジュニア同様、シングル戦線に行けない(行かない)タッグ屋たちで、挑戦者とベルトを回してた感があるタッグシリーズですが、ここに来て新しい風が入ってきて、新たな盛り上がりを見せそうな予感。

またしても、色々なことを考える贅沢な時間を過ごせそうですが、それはまた次の機会にしたいと思います(笑)。

マナー問題とエンディング

昔の方がマナーが良かったと思わないですが、と言うか悪かったですが、その原因の一端は、試合の運び方やエンディングにあるのではと思っています。

「ヒールは悪いことをしても良い、って言うかしないといけない」と言う風潮はいつから出てきたんでしょうね。毒霧や金的はあくまでレフリーのいる状態で行なっているし、それらを切り返す技や知恵もプロレスのエッセンスの一つと思っていますが、レフリーの足を引っ張って不在の状態にして、あとは何やっても良いって言うのは、その切り返しの面白さも無いし、正直そのパターン飽きました。ヒールのカッコよさって、そう言うことじゃ無いと思うんだけどな。

「ベルトの価値が下がった」と言うのも、結局のところ「何やっても勝てば良い」ってやり方が、お客さんの心を掴まないからだと思う。

昔のようにタイトルマッチではコミッショナー宣言があって、終わったらセレモニーと野球みたいな勝利者インタビューをやるのも、さすがに時代に合わないとは思うけど、やっぱり勝った時には余韻に浸りたいんですよね…。それが自分の応援する選手で無かったとしても、そこまで頑張ってきたストーリーとか試合運びとか、そこで勇気と感動をもらって気持ち良く帰りたい。

平均月一で行っているような人は、まあ自分ですが(笑)、そう言うこともあるで済むけど、それが初めてだったり、大変な思いをしてチケット買って見に来た人に、プロレスってそう言うものだと思われたくないな。

中西のアツさ!

せっかくここまで読んで頂いた方々に、一緒になってどよーんとした気持ちで終わって欲しくないので(笑)、この日のワールドを見てて救われたのは、解説に入っていた中西選手の終わり際のアツいコメントでした!

普段の朴訥としたしゃべりとは全然違う、力のこもった前向きなコメントにビックリすると同時に、翌日の引退試合への期待感が高まりました!

何となくモヤッとした気持ちもだいぶ和らぎました!

やっぱり新日本プロレス、応援しようと思いました!

さあ!今日も1日頑張りましょう!

…と言う変なテンションで、とりあえず本日は去っていきます!(笑)

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