辻は可能性を見せた!上村は…?

大番狂わせはありませんでしたが、アツい戦いが繰り広げられたと思います。

様々な可能性を見せた辻

二人の対戦相手の違いが出た第1試合と第2試合でしたね。

いつものスピアやジャイアントスイングだけで無く、まさかのゴリースペシャルやトップロープからの伸身式ダイビングボディプレスまで披露。序盤のしつこいレッグシザースも地味ながらも面白い展開。

アメフト出身と言うことで、レスリング的な動きや相手にもリスクがある危険な投げは使わずに、むしろ技を絞って展開していくのが、体格の良さも合間って意外に成長が早いのかもしれない。

そして技のチョイスが古くて懐かしい。最近では使う人がいない技なので逆にオリジナリティが出ているのも良い感じです。

ただ、これらの技が出来たのは棚橋が辻を光らせるために受けてくれたからでしょう。

ジャベにしても相手がある程度受けてくれるから掛かると言う形だと心許ない。残り4番勝負でどれだけの技を見せることができるのか?楽しみです。

一方的に潰された上村

試合前から気迫充分の上村。何かやってくれるだろう期待感が高まりましたが、結果は鈴木のワンサイドゲーム。

棚橋と違って、忖度などしない鈴木みのるに対して、かんぬきスープレックスの技を仕掛けることも出来なかったのは自身も悔やんだことでしょう。

グラウンドの攻防は付いていくのが精一杯。極めようと思えばいつでも極められる鈴木はそうすることもせず、必死に技を振り解こうとする上村をもて遊ぶ。そしてここ一番で見せる顔面への鋭いドロップキックでプロの厳しさを思い知らせる。今の上村の実力と立ち位置が分かってしまった一戦だったことでしょう。

鈴木の土俵では勝てないことは仕方ないとしても「このクソガキ!!!」くらいのことはリング上で鈴木みのるに言わせたかったですね。

試合が終わってもグロッキーで動けない上村。これでバックステージがノーコメントだったらキツいなぁと思っていたら、こんな言葉が…。

いや〜、感動ですね!お父さん、読んで涙が出ましたわ(笑)。

この気持ちと気迫があれば、残り4勝負も、良い試合なんか目指さずに「何が何でも勝ちに行く!」と言う姿勢を崩すことは無いでしょう。こちらも楽しみです!

石井が東郷に喝!

その他の試合は前哨戦としてそれなりに気迫のこもったものでしたが、石井と東郷のぶつかり合いは石井の力強さが目立ちましたね。そしてその気持ちに引っ張られたのか東郷も今までに無い動きを見せていました。とても引退したセコンドとは思えない。

そしてバックステージの石井のコメントも、久しぶりの石井節でした。

流石に頭から落とすような大技を受けるのは厳しいかもしれませんが、タッグの連携技、タイミング、スピードは他の選手とも全くヒケを取らないディック東郷。石井がその可能性を引き出すとすれば、次のNEVER6人タッグタイトルも俄然面白くなりそうです。

ファーイーストコネクションとしてタッグを組んでいた仲間が今度は対角に立つと言うことで、新しいドラマが見られそうですね。

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しばらく続く、このタッグ戦線。こちらも楽しみな一戦となりそうです!

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