辻と鈴木みのるが心配だ

3日間ほど、夏休みでネットが届かないところにいたので、更新が滞っておりました…(笑)

NEVER6人タッグマッチのことを書く前に、まずヤングライオン二人の壮行試合がありましたね。

闘志を見せた上村!

先手先手で攻めを見せていく上村。オカダにダメージを与えてスタミナを奪うことはできませんでしたが、上村らしいハツラツとした試合でした。

マネークリップでギブアップを獲るだけでなく、最後はドロップキックで見送る、父親のような厳しい優しさを見せたオカダ。試合が終わってもなかなか起き上がれない上村。完全燃焼できたのでしょう。どこに行くかは分かりませんが、頑張って欲しいです。

辻も頑張ったが

白スーツで登場の内藤にはウルっと来ましたね。

試合開始前にロープを背負って立つ辻。不安な時は何かに触っていたくなるのが人の心理なので「内藤の雰囲気に呑まれて、最初から気押されているなぁ」と思いましたが、そこから勢いをつけてのタックルで内藤の出鼻をくじく。

そのための立ち位置だったのか!と感心したけど、そのあとがどうも続かない…。

張り手をやられたら、やり返すのは当然として、もし上村だったら1発殴られたら2発返すくらいの勢いがあったように思う。その辺りが見ていて歯痒い。そして攻めあぐねて受け身に回ってしまう。

もたつく辻に対して苛立つ素振りも見せず、むしろ受けもきっちりこなす内藤は、オカダとは違う母親のような懐の深さと優しさがありましたね。普段のキャラから考えると少し意外ではありましたが…。ヒロムにも同じように接していたのかと思うと、それはそれでグッとくるものがあります。

そして、最後のギブアップシーン。目が飛びそうな表情だったので本当にキツい技だったのかもしれないけど、弱々しくタップ。「絶対に負けるか!」と言う気迫が、残念ながら辻には感じられなかったですね。

グロッキー気味でなかなかリングを去らない上村に対して、割とスタスタ帰る辻。自分がただただ強くなることに一心不乱に邁進するように見える上村に対して、周りのことが良く見える大人な辻。人としては辻の方が良いのかもしれないけど、プロレスラーとしてはどうなのか。風貌・体格はほぼ完全体に仕上がっているので、今後の活躍にぜひ期待したいです!

満を持した鈴木みのるが潰れる

ようやくNEVER6人タッグです(笑)。

鈴木みのると石井が潰しあうことで、タイチが浮く。ザックが相手を翻弄しつつ、スタミナを温存できたタイチがフニッシュに持ち込む。そんなゲームプランかと思っていました。

そしてゴング開始と同時にタイチと鈴木みのるがグータッチ!これで勝負あったかと思いましたが、意外だったのは石井の戦い方ですね。

解説でライガーさんも言っていましたが、石井は鈴木にムキになって攻め込むでもなく、今までとは戦い方を変えてチームプレイに徹し、全方位的に鈴木軍を潰していく。

むしろ鈴木みのるが前に出過ぎて攻め疲れ。後藤相手に、スリーパーからのゴッチ式パイルドライバーを決めようとするが決めきれず、最後は自身がピンフォールを取られる。

メンバー的には最強の布陣のように見えた鈴木軍でしたが、連携の甘さ、そして鈴木みのるの気迫が空回りした結果の敗退となってしまいました。タイチの指示通りに動くDOUKIとのタッグの方が強いのでは?とのYOSHI-HASHIのコメントにもありましたが、やはりタッグは連携が重要なのだと改めて感じる試合でしたね。

そして、足早に会場を去る鈴木みのるを見るタイチの鬼の表情!期待が大きかっただけに残念に思う気持ちも強かったのでしょうか?この一戦で鈴木軍の勢力図がまたさらに変わっていくように感じます。

鈴木みのるの行方は!?

もし、鈴木軍から鈴木みのるが追い出されるようなことがあったとしたら、第三世代と共闘して本隊に行くと言うことはほぼ無いでしょう。もしそうなったとしたら、新日本プロレスマットからも引退と言うことになってしまいそうです。

果たして、どこでケジメを付けることになるのか?

小島軍(仮)の時はコズルい男としてやっていたタイチだったが、内藤・石井・後藤らとの戦いを乗り越えて急成長。あの時、小島から簡単に鈴木に鞍替えしたように、サラッと鈴木みのるを捨てることは、もはやできないでしょう。

となると、やはりG1の直接対決でしょうか?既に当落戦上にいる鈴木みのるにその機会が訪れるのか?訪れたとして完全決着を迎えることはできるのか?

そしてどちらかと言うと、タイチの注目すべきカードは鈴木みのる戦では無くて、ザックとのコンビ対決でしょう。同じブロックになるとすればザック vs 鈴木みのる戦も卒業試合として欠かせないですが、義兄弟とも言えるザックとタイチの戦いの方が面白い戦いとなってしまうでしょう。

昨年のG1で直接対決となったタイチと鈴木みのる。当時は試合後の状況もコメントも完全決着とは程遠い、まだまだ先行きが長いと思わせた両者の対決でしたが、今回の試合を通じて、その時計の針が一気に進んだ気がしてなりません…。

タイチが試合後に語った「隣にいたらわからないもんな」の寂しげなコメント。文脈としては「鈴木みのるの技が効いて、さすがに強かった」と言う流れではありましたが、もしかしたら、この時に既に鈴木みのるの衰えを肌で感じていたのかもしれません。

トレーニングを欠かすことなく、強気でプロレスをしていた鈴木みのるにも遂に衰える時が来てしまったのかもしれません。とても寂しいことではありますが、やはりG1での直接対決をみたいものです。

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