G1発表とジュニアタッグリーグのリーグ戦終了で大盛り上がりだった一昨日の仙台大会ですが、NJPWphileはヤングライオンたちの戦いにも注目しています。
辻のスピードとバネが凄い
以前はあまり厚みが無かった辻も、今ではすっかりガタイが大きくなりヘビー級として立派に通用するまで成長しています。

このガタイを生かして王道のアメリカンプロレスを目指すのかと思いきや、ご本人としてはメキシコに行きたいと言うことで「ん?」と思っていました。メキシコと言えばルチャ・リブレに代表される圧倒的なスピード感と変幻自在な技とテクニック、華麗な飛び技等ですが、あの巨体とレスリング経験の無い状態で行けるのか?と思っていました。
…が、仙台大会での小島との試合内容を見てビックリしました!
ロープワークでリングを走り回るスピード感、ロープの反動を利用したジャンピングボディプレスなどバネも十分!。そして、あの巨体にも関わらず小島のラリアットをきりもみ状態で受け身!小島のラリアットの破壊力と言えばそうかもしれませんが、あんな受け身ができるのは、他にはもはや金丸か内藤くらいでしょう。
ルチャの技も自身で勉強して少しずつ取り入れている模様。ついこの間までは威勢のいい上村に押されてパッとしなかった辻ですが、ようやく開花しそうな気がします。今年ワールドタッグリーグが開催されるのであれば、棚橋との師弟タッグも楽しみです!
上村のやり過ぎ感がイイ!
昨年のヤングライオン杯、自分は試合に出ておらずセコンド業務についていたはずなのに、気がつくとクラーク・コナーズをジャーマンで投げてしまった程、アツイ気持ちを持っている上村。絶対にあとで怒られただろうなぁ(笑)。あの場面から覚醒した感がありましたが、この日もいつも通りのやり過ぎ感が勢いがあって良かったですね!
後藤とゲイブの戦いに、なぜか割って入る上村。
もはやカットと言うレベルではなくタッチ無しで勝手にゲイブと盛り上がるエルボー合戦!
そしてニュートラルコーナーで、なぜか一人たたずむ後藤!(笑)。
他の先輩選手なら絶対怒ってるだろうなぁ。
そんな上村も、そろそろ勢いだけでなく、レスリングと結果で見せて欲しいレベルに達しましたね。自身のバックステージコメントでも言っていましたが、少し停滞感のある上村。遠慮の無いヤングライオン同士の戦いで更なる覚醒を期待したいですね。
上昇志向の強いゲイブ!
柴田に見出され、体重を20kgも落としてLA道場入門を許されたゲイブ。以前イギリスでザックとタイトルマッチをしていた頃とは別人のような激痩せ振りに、ゲイブのストイックさが感じられます。
以前の記事に昔のゲイブを載せています↓
そして、LA道場に戻る予定だったのが、このコロナ禍で状況が一変。自ら志願して日本に残ったと言われているゲイブ。この日のバックステージコメントもヤングライオンとは思えないロングメッセージでアツイ想いを吐き出していました。
ゲイブ「(前略)今までは全員を倒してやりたい気持ちがあったのに、今はそこまで燃えてない。だから結果がついてこないのは当たり前だ。上に上がりたいのにつまずいている。(中略)
でも何とかしてこの現状を切り抜けないと。このままじゃダメだ。口だけじゃなくて本当に結果で示さないとダメだ。(中略)
だから今、俺たち3人の中で誰がトップか競い合おうじゃ無いか、辻、上村、覚悟はいいな。かかってこい!」
出典:新日本プロレス公式サイト
また、今回の日記「第4回 人生初のLA道場」の内容も良かったですね。どれだけの想いがあるのか、どれだけ頑張ってきたのか、柴田への感謝の想いがいっぱい詰まっていて、読んでいてついつい涙が出ました。
他団体に行ったり、ヒールになったりしないで、このまま実直に頑張って欲しいなぁ、ゲイブ。

ヤングライオン同士のCブロックやって欲しい!
試合時間制限が緩和されれば、試合数も増え、前哨戦も増えることでしょう。ぜひヤングライオン同士のシングル対決:Cブロックを開催して、更なる飛躍を遂げる若者たちのアツイ戦いを見てみたいですね。きっとこの3人ならやってくれるでしょう。
ますます楽しみなG1に期待しています!