飯伏に翼が戻るか?/ジュニアタッグは?

KIZUNAロードの前半戦が終了しましたね。前日の盛り上がりに比べると少し陰りの見える大会に思えましたが、いくつか面白い動きもありました。

飯伏の闊達さに火がつくか?

昨年から今年の初めにかけては二冠戦やインターコンチベルトの事実上の封印、大人になることを義務付けられる形となった飯伏。それはそれで新しい魅力なのかもしれないけど、やはり飯伏には自由の翼がよく似合う。

上村との戦いは、他の先輩レスラー同様に「教えてやろう」と言うところはあったにせよ、どちらかと言えば技術的な部分よりも精神的な部分、向かっていく姿勢を教えている様に見えました。

そして、それは飯伏の中にある「熟練さよりも若さを取り戻す」ことにも繋がっていた様に思います。飯伏の受けも「胸を貸してやる」と言うよりも敢えてダメージを食らうかのような、それによって自分の中の野生を取り戻す行為に見えました。

攻守において気持ちが十二分に出ていた飯伏があったからこそ、この上村のバックステージコメントが引き出されたと思います。

観客としてみれば、どの先輩選手にも十分にボコられていたと思いますが(笑)、真摯にぶつかってきた飯伏の姿勢が上村に通じた様に思います。

ただ、この試合は飯伏自身もバックステージで語る様に、自分自身を取り戻す試合にもなったのでしょう。それは上村が飯伏に答えるべく自分を出し切ったことが大きかったです。

前回のジェフ・コブとの一戦から飯伏は良い顔を取り戻しつつあります。以前の様な自由闊達な飯伏が鷹木に対してどんな戦いを見せるのか?受け身の強さや相手の引き出しを全て開け放つ「名勝負製造機」としての評価が日に日に高まっている鷹木との一戦は、内藤との試合以上に過激で危ない全身全霊の戦いとなることでしょう。

ジュニアシングル戦がどうなっていくか?

ジュニアシングルベルトを狙うBUSHIは気迫の戦いを見せたものの、レフリーのブラインドをついてのロコ・モノからのピンチェ・ロコでマットに沈む。

Photo by NJPWphile

デスペラードは自分自身を「仮のチャンピオン」と称するけど、リング上での立ち振る舞いもバックステージコメントも十分にチャンピオンとしての器を感じさせる。

そして、タッグ王者に返り咲いた石森がそのチャンピオンの座を狙う。

Photo by NJPWphile

デスペラードはヒロムに勝って初めて本当のチャンピオンになれると思っているのでしょうか?7.10の札幌大会でのタイトルマッチで防衛ができれば、7.25での東京ドーム大会でのヒロムとのタイトルマッチも、厳しいスケジュールではありますが可能でしょう。

となると、ジュニアタッグのタイトルマッチは誰が挑戦するのか?が気になるところではありますが、本隊メンバーにも奮起を期待したいところです。LAメンバーが刺客として現れても面白そうですけどね。

さて、KIZUNAロードの後半の放送予定は7.1と7.2の後楽園ホール大会のみ。

札幌大会に向けて大きな動きは無いのでしょうか?今のところ発表されているのはジュニアヘビー選手権とタッグ選手権のみ。その後に控える東京ドーム大会の直前となると、なかなか動きにくいのでしょうか?

いや、何か起こりそうな予感も…

放映は無いですが、大会再開は今週の土曜日(6.26)。それまでにどんな発表があるのか?楽しみです。

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